片桐はいり「苦しいときは必ず映画が救ってくれる」

片桐はいり「苦しいときは必ず映画が救ってくれる」

片桐は映画館で、もぎりをすることもあるという

9月17日放送の「サワコの朝」(MBS・TBS系)に片桐はいりが出演し、個性派女優として人気者になるまでの日々や、大好きな映画への愛を語った。

子どもの頃、映画「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーンの顔を見て「エラ張ってるじゃん!」と衝撃を受けたという片桐。毎日、勉強机にパンフレットを置いて表情をマネしてヘプバーンになりきったり、映画「ジョーズ」を観た後は水へのトラウマでお風呂に入れなくなるなど、映画の世界にのめり込んでいった。

大学時代、映画研究会に入って8mm映画作品に出演させてもらおうと考えていたところ、「アンタ出たいんだったら、アップじゃなくて遠目のほうがいいから演劇に行きなさいよ」と言われて演劇部に入部。初舞台では「こんなつまらないものだとは知らなかった…夢がかなったと思ったらこんなもんか」と涙を流したという。

しかしその後、舞台に出るだけでお客さんが笑ってくれるのを感じ、今までコンプレックスだった自身の四角い顔が「意外と笑わせるとか、面白いことに役立つっていうことの発見は自分の中で大きかったですね」。それ以来、「これはお金になるぞ」と目からウロコを落とした片桐は大学4年生でCMに出演し、当時やっていた映画館のもぎりバイトの10倍ほどを稼いだと話した。

MCの阿川佐和子が「実はお父様お母様の介護で大変だったんですね」と尋ねると「大変だったというか、皆さんそれは通られる道」と、2000年から11年間は両親の介護をする時間だったと明かした。グアテマラにいる弟と協力し、実際に病院へ連れて行ったり買い物をするのは姉の片桐が、両親の愚痴話などをインターネットを使って毎日聞くのが弟の役目と分担していたという。2011年の正月に母を亡くし、ぼう然としているところへ大震災が起きた。ようやく外へ出る元気が出て図書館と映画館へ行ったところ「ものすごく混んでたんですよ。やっぱりこういうときには本と映画がちゃんと残るものなんだって。私にとっては苦しいときしんどいときには、必ず映画が救ってくれるんだと思いましたね」と、改めて映画へのありがたみを感じたという。驚くべきことに、現在も映画館でもぎりをすることがあるという片桐は「それが何の助けになるか分からないですけれど、せめて私の生きている間は映画館で映画を観させてほしい」という願いが込められていると、映画を愛する少女のような顔で語った。

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