進化する「フォーミュラE」が初開催の香港で開幕!

進化する「フォーミュラE」が初開催の香港で開幕!

片山右京が見どころを語る

化石燃料を使わない電気自動車によるレースとして2014-15シーズンからスタートしたフォーミュラE選手権が、10月9日(日)に初開催となる香港で3年目のシーズンが開幕する。

同選手権は、FIA(国際自動車連盟)主催のフォーミュラカーレース。2年目の2015-16シーズンは、ABTシェフラーアウディスポーツのルーカス・ディ・グラッシと、ルノーe.ダムスのセバスチャン・ブエミが激しい総合優勝争いを展開した。

勝負の行方は最終ロンドンに持ち込まれたのだが、最終戦で両者が接触するアクシデントが発生。結局、その接触の影響でファステストラップによるポイントを獲得したブエミが、わずか2ポイント差でディ・グラッシを抑え、総合優勝を果たし、ディ・グラッシは2年連続でタイトルを逃すと、ブエミとの間に新たな因縁を生みだす幕切れとなった。

そんな2015-16シーズンを受け、新たに始まるシーズンでは、開幕戦の香港を含め、初開催となる都市も登場し、年間レース数も10から12に増える。さらに、新チームの参加やレギュレーションの変更と、さらなる進化を遂げての開幕となる。

新たな“舞台”として登場する開催都市は、開幕戦の香港の他、第2戦モロッコ・マラケシュ、第8戦ベルギー・ブリュッセル、第9、10戦アメリカ・ニューヨーク、そして第11、12戦カナダ・モントリオール。

中でも注目を集めているのがニューヨークで、発表されたサーキットレイアウトによると、マンハッタンと自由の女神像を背景に激しいバトルを展開する、画期的なフォーミュラカーレースが見られることになりそうだ。

ニューヨークでの成功が今後の日本・東京開催への道を開く可能性もあるだけに、日本のモータースポーツファンにとっても必見の大会といえそうだ。そして、今シーズンから新たにテチーター(中国)、パナソニック・ジャガーレーシング(イギリス)の 2 チームの参戦が決定したが、注目はレースに復帰するイギリスの名門ジャガー。

エレクトロニクスをリードする企業パナソニックをタイトルスポンサーに、「新しい電気のテクノロジーを開発するために、電気自動車の認識を変えること」をテーマにフォーミュラ Eに乗り込んできた。

ドライバーにミッチ・エバンス(ニュージーランド)とアダム・キャロル(イギリス)という新人2人を起用し、名門チームが電気自動車という新たな分野でどのようなレースを見せるのか…。開幕からその走りに注目が集まる。

1stシーズンから2シーズン連続で大接戦となっている総合優勝争いは、今シーズンも混戦必至。特に昨シーズン、新たな因縁を生んだブエミとディ・グラッシは、昨シーズン同様ルノーe.ダムス、ABT シェフラーアウディスポーツで新たな戦いに臨む。

昨シーズンは前シーズン2位だったブエミが優勝、そのジンクスが生きるとすればディ・グラッシのリベンジとなるのだが、レース数が増え、新たなコースも設定されているだけにサム・バード(イギリス/DS ヴァージンレーシング)、ネルソン・ピケ Jr.(ブラジル/ネクストEVニオ)らの台頭もあるかも。

さらにジャガーの2人の他、ホセ・マリア・ロペス(アルゼンチン/DS ヴァージンレーシング)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(スウェーデン/マヒンドラレーシング)、マーロ・エンゲル(ドイツ/ヴェンチュリー)といった新人レーサーが総合優勝争いをかき回す可能性も。

3年目にして、さらなる進化を続けるフォーミュラE選手権。未知の舞台・香港から新たなドラマが幕を開ける。

片山右京は「レギュレーションは修正されて、よりフェアになっていくだろうし、開催地がモロッコであったり、アメリカ、カナダ、香港と増えています。おそらく、このエンヴァイロメント・テクノロジーの高まりが世界中で受け入れられているということでしょう。確実に広がりを見せていますね。

開幕戦の香港は、コースを見る限り、ヘアピンがあってオーバーテイクポイントもある。中高速コーナーでオーバーテイクポイントはしっかりありそうなので、面白いサーキット

といえるでしょう。個人的にはニューヨークも楽しみ。ニューヨークの街中でレースをやるなんて想像できませんからね。注目です」とアピールした。

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