狙うはジャニーズのカネの流れ?文春vs.メリー喜多川”全面戦争”の余波

狙うはジャニーズのカネの流れ?文春vs.メリー喜多川”全面戦争”の余波

狙うはジャニーズのカネの流れ?文春vs.メリー喜多川”全面戦争”の余波

 芸能界で長らくベールに包まれていた“聖域”に切り込んだ連載が大反響を呼んでいる。『週刊文春』(文藝春秋)誌上で開始された緊急連載「メリー副社長の正体」だ。第2弾は予告通り、メリー喜多川氏のルーツをたどる内容となっている。

 一連の記事は、2011年1月、同誌が2週にわたって掲載した「日米徹底取材“アイドル帝国”を築いた男ジャニー喜多川社長の“ルーツ”を追う!」をベースにした記事だと思われる。メリー氏が自身の過去を探られるのを嫌い、過剰に反応を示すことは業界内では有名な話だ。にもかかわらず、あらためてメリー氏の半生を掲載した意図は、どこにあるのか。週刊誌編集者は話す。

「今回の記事は、メリー氏の出自からジャニーズ事務所黄金期に突入する手前で終わっています。この時代のメリー氏は、情に厚く、純粋に事務所を大きくしたいと思っていた。それが今、SMAPをはじめ自社タレントへの優遇差別、私情をはさんだ経営など、悪徳経営者と報じられています。この間、メリー氏に何が起きたのか──どのように変節していったのか。これから同誌が暴いていくだろうメリー氏の裏の顔へとつながる序章でしょうね」

 まだ、始まりに過ぎないと業界内では見られているのだ。

■タブーだったジャニーズのカネの流れも追及?

 まさに、メリー氏に対する宣戦布告ともとれる同連載。同誌がつかんでいるメリー氏の裏の顔、ジャニーズ帝国の闇とはなんなのだろうか。芸能関係者が話す。

「おそらく、今まで暴くことがタブーとされていた『ジャニーズとカネの問題』でしょう。ジャニーズ事務所は、売上1000億円規模の会社だと推測されており、芸能プロではナンバーワンが通説。一方で、金の流れが見えづらい会社としても有名。関連会社を駆使して、都内の一等地に不動産物件を持っていること、また不動産や金融などの副業で儲けているのは一部明らかになっていますが、実態は謎に包まれています。社員数は十数人といわれており、零細企業並みの人員規模でここまでの売上をだすのは異常です。そのあたりに切り込むのではないかと期待してます」(前出・編集者)

 果たして『文春』は、巷で噂されるジャニーズ事務所の闇にどこまで切りこむことができるのだろうか……期待は膨らむばかりだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。

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