テレ朝会長のジャニーズ批判、SMAP擁護発言に記者が騒然

【SMAP解散】テレビ朝日会長がジャニーズを批判し独立メンバーを擁護したと業界騒然

記事まとめ

  • テレ朝会長が27日の定例会見でSMAP解散騒動に絡めた質問に対し回答した
  • ジャニーズも芸能プロの1つに過ぎないと述べ、これはメリー氏に向けたのではという
  • 今まではテレビ局はメリー氏の言うがままだったが、その状況が変わっている証拠らしい

テレ朝会長のジャニーズ批判、SMAP擁護発言に記者が騒然

テレ朝会長のジャニーズ批判、SMAP擁護発言に記者が騒然

Photo by Pixabay

 テレビ朝日の早河洋会長兼CEO(72)の発言が波紋を広げている。ジャニーズ事務所をいさめるような表現が「SMAP独立メンバー擁護発言」ではないかと騒がれ、テレビ業界に長年はびこっていたジャニーズ支配の終焉が予感される出来事だと業界内で驚きの声が上がっている。

■「ジャニーズも芸能プロのひとつ」超強気発言の裏側

 早河会長は今月27日に開かれた定例会見で、12月末日での解散が決まっているSMAPの香取慎吾(39)が出演している『SmaSTATION!!』、草なぎ剛(42)司会の『「ぷっ」すま』の2番組の継続をあらためて宣言。タイトルに関しては「年度が変わるころに事務所と協議する」としつつも、現状では「タイトルも出演者もそのまま継続していく方針」と明かした。

 さらに、記者からSMAP解散騒動に絡めて「事務所の力は大きいのか」と質問が飛ぶと、早河会長は「タレント、アーティストは視聴者の支持がないと活躍できない。事務所が強ければ成功するというものではない」と発言。続けて「視聴者が歌声や演技、パフォーマンスに魅力を感じるのが前提。そういうタレントを多く抱える事務所が客観的に見れば影響力があるように見えるかもしれないが、我々にすればプロダクションはいっぱいあるわけで、その中の優れた俳優をそろえて編成していく」と語った。

 この発言で即座にメディア関係者の間では、SMAP解散騒動で「大ボス」として注目を浴びたジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長(89)に向けた言葉ではないかと騒然となった。

「テレ朝会長の発言は『ジャニーズも芸能プロのひとつに過ぎない』と断じる言葉。今まではジャニーズの圧倒的な事務所パワーによって、テレビ局はメリー氏の言うがままに平身低頭で従うことしかできませんでしたが、その状況が変わっている証拠と言えます。これを定例会見という局の方針を示す場で語った意味は大きい」(芸能関係者)

 さらに早河会長は「事務所の影響力で(テレビ局が)右往左往しているように見られるのは、ちょっと残念」とまで語っており、ジャニーズ何するものぞという勢いだ。

■テレビ局「SMAP独立組支持」の背景に何が?

 テレビ朝日に限らず、TBSは解散騒動直後にSMAPの中居正広(44)が司会を務める『中居正広の金曜日のスマたちへ』のタイトルを『〜スマイルたちへ』に変更し、グループが消滅しても番組を続けられるようにするなど“中居支持”を早々に表明。また、日本テレビは『ナカイの窓』で中居が席を外した途端に出演者たちがSMAP解散についての思いを語り合うシーンを放送し、メンバーの冠番組で初めて解散に言及するという“タブー破り”を実現させた。

 さらに、事務所と蜜月関係にあるフジテレビでも中居が「本人にしかわからないことってたくさんある」などと意味深発言。今までならジャニーズを恐れ、放送を見送ったと思われるシーンが続出しているのだ。

「テレビ局が事務所の意向に沿わないことをした時、メリー氏は『それならウチのタレントは出しません』の決まり文句で局を従わせてきた。それが異常とも思えるマスコミ操作につながっていました。しかし、それは同事務所を絶頂に導いたSMAPの黄金期があったからできたこと。今のジャニーズタレントたちの人気の程度からいえば、そう言われても局はさほど痛くない。だからメリー氏の意向よりも中居の思いや視聴者の関心を優先するタブー破りができたのでしょう」(前出・関係者)

 この状況はテレビ局が「独立組」とされるSMAPメンバーを高く評価していることも影響しているようだ。

「現在売り出し中のグループよりも、ゴールデンから深夜までバラエティーで安定感バツグンの中居、ドラマのヒット率が高い草なぎの二人はテレビ局にとって特になくてはならない存在。それを潰されるようなことがあれば大損害になりますから、テレ朝会長の発言はタレントを潰しかねないメリー氏の暴走に釘を刺す意味があったのでしょう」(前同)

 業界内では、来年9月の契約満了を機に中居ら4人の「独立組」メンバーが事務所を離脱するともウワサされているが、もし彼らが“辞めジャニ”になったとしてもテレビ局の後ろ盾があれば今までのように簡単に干すことはできないだろう。SMAP解散は単なるグループ消滅の枠を超えて、ジャニーズ事務所とテレビ業界に大きな変革をもたらしそうだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。

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