松本人志が「降板もある」異例の”決別宣言”でフジテレビに激震

松本人志が「降板もある」異例の”決別宣言”でフジテレビに激震

松本人志の衝撃発言に揺れるフジテレビ

 5月28日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、番組が取り上げたスタジオジブリ・宮崎駿(76)の過去の引退に関わる発言が事実ではなかったことが明らかになり、翌29日、番組の公式ホームページに謝罪文が掲載された。それを受けて6月4日の放送冒頭でも謝罪し、番組にコメンテーターとして出演するダウンタウンの松本人志(53)は、「今後こういったことが起こったら、僕は番組を降りる」と視聴者に宣言した。

 問題となったのは「宮崎氏の過去の引退宣言」として紹介したフリップだった。これまで計7度に渡って引退発言をしたと番組では紹介されたが、これは2013年にツイッターに投稿された“ネタツイート”だったのだ。そのツイートをした本人もフジテレビに対して抗議を行ったという。フジテレビは「真偽を確認しないまま放送に至り、宮崎駿氏並びに関係者の皆様、視聴者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」との謝罪文を掲載したものの、昨今の“フジ低迷”にさらなる拍車をかけそうな一幕となった。

 この日の『ワイドナショー』で松本は、「こういうことがあった時、スタッフの責任に丸投げするのは、僕は嫌」だとし、「別に責任を取るという意味じゃないですよ、そんなかっこいいもんじゃなくて、それくらい失敗ないように、緊張感を持って、ニュースを扱うということはそういうこと」と番組スタッフに対して自省を求めた。ニュースを扱う番組にしてはあまりに杜撰な構成に、看板出演者の松本が苦言を呈した格好だが、フジテレビの番組制作力の低下はなにも今に始まったことではない。

「2014年頃から収益悪化を止められずにフジテレビ亀山千広社長(60)が番組制作費の大幅削減を決行した。とくに外注スタッフがばっさり切られ、さらに社内人事1000人の配置転換を行うなど内部はボロボロになった。現場スタッフはいつも疲労困憊で、このような凡ミスが続いている。見切りをつけた有能なスタッフが逃げるように退社し始めており、さらに人が減るという悪循環にも陥っている」(テレビ局関係者)

 先月25日に放送された『直撃LIVE グッディ!』(同)では、24日に大麻取締法違反容疑で逮捕された、元KAT-TUNの田中聖(31)容疑者にまつわる報道で、田中容疑者ではない赤の他人の映像を流していたことが発覚。また同番組では3月にも不適切な効果音が度々流れるVTRを放送し、安藤優子アナウンサー(58)が謝罪している。関係者によると、そんなフジテレビの体たらくはしばらく改善される気配もないという。

「松本人志クラスの大物芸能人が自らの番組内で”降板”を口にするのは異例で、フジテレビ社内も騒然としたようです。本人も口にしていたが、スタッフだけの責任ではないという部分、これは、制作現場をないがしろにする上層部への批判も含まれていたのでは」(前出・関係者)

 ワイドショーとはいえ、ニュースを扱う番組でのミスは致命的。それが何度も続くフジテレビは、互恵関係にあるタレントからも見放されようとしているのかもしれない。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。

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