綾野剛『フラ恋』7.3%で終幕…キノコと二階堂ふみの棒演技に後悔も

綾野剛『フラ恋』7.3%で終幕…キノコと二階堂ふみの棒演技に後悔も

Photo by Mahesh Mohan(写真はイメージです)

 綾野剛(35)が主演を務める『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)最終話(第10話)が6月25日に放送され、平均視聴率7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)となりました。

 キノコの過剰演出と二階堂ふみの棒演技に避難が集中していた今作品だったが、最終回となった第10話では、これまでの話がすっきりとまとまり気持ちの良い終わり方で幕を閉じた。

 科学的には証明できないが、深志研(綾野剛)のもつ菌の力によって命を救われた津軽継実(二階堂ふみ)。改めてお互いの恋心を確かめ合い、このままハッピーエンドを迎えるかと思ったのもつかの間、稲庭工務店に警察と保健所の人が訪ねてきた。深志がいることで次々と仕事をキャンセルされていた稲庭工務店だったが、近隣住人によって通報もされていたのだ。

 一度は連行を承諾した深志だったが、二度と戻れなくなることを危惧した稲庭(柳楽優弥)が美琴(川栄李奈)らと身をていして深志を逃がすことに……。そして、津軽には迷惑をかけないように何もいわずに山へと戻っていってしまうのだった。

 そして数年後、他大学の研究チームが見つけたキノコを頼りに、深志を探すために山に行った津軽たちは、やっとの思いで深志と再会することができた。そして教授(柄本明)の説得もあり、医学の研究に力を貸すことになった研は、津軽と一緒にいることができるようになったのだった。

 再び巡り会うことができた津軽と深志。そして、最後にやっと「美琴」と名前を呼んだことで2人の関係に変化が見えた稲庭と美琴。一度はラジオを降板させられた天草も、再びラジオパーソナリティとして復活しており、すべてがハッピーエンドで幕を閉じた。

 さらに、数十年後を描いたシーンでは、未来を思わせるSFチックな飛行体にのった青年が山で暮らす深志の元に何かを受け取りにくる。ここでは、稲庭は美琴と結婚しており、この青年は孫のようだ。そして津軽はすでに死んでおり、不老不死を与えられた深志だけが見た目も変わらず、生き延びている状態だった。

 普通であれば、不老不死の深志と人間の津軽の恋は悲しいものになるところだったが、未来シーンを描くことによってハッピーエンドに切り替えられていたのは良かった点だ。さらには、サキが死んでいるにも関わらず津軽が遺伝子を受け継いでいた点についても、姉が菌を吸い込むシーンがあり疑問がすべて払拭されていた。

 最近は、中盤まで良くても後味の悪い終わり方のドラマが多い傾向にあるが、疑問をもたせずに少しの“切なさ”と“温かさ”をもたせて終わった『フランケンシュタインの恋』は、最後の最後でやっと良いところが出せたのかもしれない。だからこそ、キノコによる視聴者離れが勿体ないといえるだろう。

文・吉本あや

関連記事(外部サイト)