渡辺直美『カンナさーん!』高視聴率で判明した”真木よう子との違い”

渡辺直美『カンナさーん!』高視聴率で判明した”真木よう子との違い”

Photo by jagged-eye(写真はイメージです)

 7月25日放送の渡辺直美(29)主演ドラマ『カンナさーん!』(TBS系)の第2話平均視聴率が、12.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)だったことがわかった。初回視聴率は12.0%で、初回よりも0.6%上昇。第2話では、バツイチでシングルマザーとなった主人公が、仕事も育児も誰にも頼らないと宣言するものの、職場の後輩が発注ミスをおかし、すべての製品に致命的なミスがあることが発覚してしまうというものであった。第1話、第2話共に2014年4月以降に放送された同局の火曜ドラマの中では、歴代最高視聴率を記録している。

 同枠ではこれまで、新垣結衣(29)主演の『逃げるは恥だが役に立つ』や、波瑠(26)主演の『あなたのことはそれほど』(いずれも同)など人気ドラマを輩出していきた。そのため、今後も好調な視聴率を維持していけるかが注目を集めている。

 しかしその一方で、ネット上では「こんなにも視聴率がいい理由がわからない」という批判的な声も浮上しているようだ。滑り出しは好調のようだが、こうした声がある以上、視聴率になんらかの影響はあるのかもしれない。

「今後の懸念材料があるとすれば脚本でしょう。本作の脚本を担当している俳優のマギー(45)はこれまで『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(同)『地獄先生ぬ〜べ〜』(日本テレビ系)など漫画原作のドラマを実写版の脚本を担当し、ことごとくコケています。今回も仕事のシーンに現実味がないという批評があるなど、極端なデフォルメが今後の視聴率の低下に繋がらなければいいのですが……」(芸能記者)

 同枠放送ドラマの人気理由には、丁寧なドラマ作りがカギになっているという分析もある。それゆえ今後のストーリー展開も繊細さが求められるのかもしれない。

■脚本にハマれる主演女優・ハマれない主演女優

 また、こうした粗い脚本を上手くカバーしているのが渡辺だという評価もある。

「主演を演じている渡辺に関しては、まずその見た目のインパクトが強み。原作を崩さない程度に分かりやすく演じている部分が、原作ファンからも好感を集めている。また、渡辺はかつて深夜ドラマで主演経験もあり、そこでも演技力が好評だった。脚本の現実味のなさを指摘されても、芸人らしさと、コミカルな役をさらり演じきれる要素を持っているのでむしろ上手くものにしているようにも感じる」(前出・芸能記者)

 逆にこうした原作のキャラクターをものにできずに失敗している例が、現在放送中のドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)だという。同名小説をドラマ化し、主演を真木よう子(34)が勤めているが、第2話にして視聴率が4.5%と早くも爆死状態となっている。あることがきっかけでファッション雑誌の読者モデルにスカウトされた主人公の主婦が、一流モデルを目指し奮闘する作品だ。

「原作の主人公は高層マンションに住む主婦なのですが、ドラマではなぜかヤンキー上がりの体育会系の主婦になっています。極端に設定が変えられているのに加え、その設定に真木は役不足だという声も大きく、視聴者としてもややピンとこないようです」(前同)

 人気ドラマのとして認められるには、脚本と出演者の絶妙なバランスも問われるのかもしれない。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。

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