あの報道から半年――“AV疑惑の人”となってしまった『ラブライブ!』声優・新田恵海の半年を振り返る

あの報道から半年――“AV疑惑の人”となってしまった『ラブライブ!』声優・新田恵海の半年を振り返る

新田恵海公式サイトより。

――“あの騒動”から早くも半年が経った。

 4月5日、週刊誌に「紅白出場アイドル 本番AV出演」の文字が踊った。昨年のNHK『紅白歌合戦』に『ラブライブ!』μ’sのセンターとして出場した声優・新田恵海の“AV出演”疑惑が報じられたのだ。大人気の『ラブライブ!』に出演する声優に対する疑惑は、瞬く間に広がり、ネットは大騒ぎとなった。

 新田が「みく」として出演したとされる作品は、2008年発売のAV『素人図鑑File‐07』(プレステージ)。いわゆる“素人モノ”のAV。ネット上では、新田と「みく」の検証画像が作られ、ほくろの位置や歯並びが「酷似している」と話題に。「あれはえみつんではない!」といったファンの叫びむなしく、問題のAVは“みく(≒新田)特需”で大・大・大ヒット。『素人図鑑File‐07』の未公開シーンが発売されたり、そしてまさかの“2本目”が発売される事態となった。報道の同日、所属事務所が一連の疑惑を否定する声明を出したものの、騒動を経て、すっかり新田が“AV疑惑の人”となってしまったのは否めない。

 そんな騒動から早いもので半年が経過したが、渦中の新田恵海はこの半年、どのような活動をしてきたのだろうか。この機会に振り返りたい。

 疑惑報道の直前にあった出来事といえば、“ファイナル”と銘打たれた『ラブライブ!』μ’sの東京ドーム公演。そこでμ’sのメンバーと共に「いまが最高!」と叫んだ新田。疑惑報道はそのわずか数日後のことだった。

 報道後にすぐさま開催されたのは、4月9日から23日まで、地元・長野をはじめ、名古屋、大阪、東京の計10カ所の会場で行われたシングル「盟約の彼方」(emitsun)のリリースイベント。報道の直後ということで、「開催しないほうがいい」と懸念するファンの声も多かったが、イベントは予定とおり開催された。

 だが、その一方で延期が発表されたのは、4月13日夜に出演する予定だったニコニコ生放送『Emint♪Night☆』。放送前から「絶対コメントが荒れる」という声があり、その意見を受けて、所属事務所が「この状況を鑑みこの度の番組放送を延期する」と決定。この『Emint♪Night☆』だが、現在も次回放送のめどが立っていない状態だ。

 ニコ生は無期延期状態の新田だが、音声のみのネットラジオ『新田恵海のえみゅーじっく♪まじっく☆』(響ラジオステーション)については、疑惑報道後も通常どおり公開されている。8月20日には100回記念の公開録音イベントも開催された。しかし、報道直後に収録されたと思われる第79回の新田は、ややテンションが低めで、「声に元気がない」と心配するファンが。公式サイト上に公開された写真の新田が、痩せて見える上に無表情だったことも「えみつんの目が死んでる」などと話題となった。

“目が死んでる”とまで言われた新田だったが、「盟約の彼方」のリリースイベント終了後の4月25日、ブシロードミュージック音楽事業部のTwitter(@BUSHIM_ongaku)がアップした写真を見ると、にっこりと笑顔を見せる姿も。その後、4月30日と5月1日に開催された「大ヴァンガ祭×大バディ祭2016」でも、元気な姿でファンの前に登場し、ファンを安心させている。

 6月4日には、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールでソロコンサート「新田恵海 LIVE 2016 EAST EMUSIC〜つなぐメロディー〜」を開催し、会場に詰めかけたファンの前で新曲を披露した新田。ちなみに、ちょうどその頃の「みく」はというと、「Amazon ランキング大賞 2016上半期 DVD・ブルーレイ」アダルトジャンルで、なんと元グラビアアイドルの高橋しょう子、元SKE48の三上悠亜を抑え、1位を獲得する快挙を達成していたが……。

 なお、新田の報道後の“声の仕事”を見てみると、2014年から演じている『カードファイト!! ヴァンガードG』の安城コトハ役をはじめ、バラエティ番組『アイキャラ』(日本テレビ系)の企画で誕生したキャラ・桐原アイ役、ゲーム『Caligula -カリギュラ-』スイートP役、ゲーム『クロバラノワルキューレ Black Rose Valkyrie』アマル=フランソン役など。なお、春アニメ〜夏アニメでは主な出演作はなかったが、秋アニメについては、『ナゾトキネ』でサブキャラクターの宝川日向役を演じることとなっている。

 歌手活動については、今年2月リリースの「盟約の彼方」以降、ソロ名義のCDリリースは発表されていない状態だが、アニソンイベントには騒動後も複数出演している。キャラクターソングについては、パチスロメーカー・オーイズミのオリジナルキャラ「1000ちゃん」、アニメ『ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション』のシルバ、ゲーム『CHUNITHM』の明坂芹菜などいったキャラ名義のCDがリリースされている状態だ。

 また、新田は『ヴァンガード』関連のイベントをはじめ、複数のイベントにも欠席せず出演。9月には、台湾と上海で単独のファンミーティングも開催した。

――このように振り返ると、騒動を感じさせないくらいさまざまな活動をしている新田。しかし、疑惑と関係があるかどうかはさておき、レギュラーのアニメ本数が少ないところが気になるところだ。その上、唯一のレギュラーである『カードファイト!! ヴァンガードG』の安城トコハ役は、先月30日に降板すると発表。したがって、これまであった『ヴァンガード』関連のラジオやイベントへの出演もおそらくなくなることになる。

 その代わりと言っては何だが、新田は来年3月に上演される神田沙也加主演のブロードウェイミュージカル『キューティ・ブロンド』に出演する予定。新田は以前から歌唱力に定評があるだけに、ミュージカル方面で花咲く可能性もあるかもしれない。

 なお、疑惑報道後からツイートを停止している新田恵海のTwitter(@Nitta_Emi)は、現在においても更新が止まっている状態だ。しかし、それに代わってオフィシャルファンクラブ「EmiRing◎」の公式アカウント(@EmiRingOfficial)が現在稼働中。新田自身のツイートをはじめ、7月頃からは新田の写真もアップされている。

 9月10日、歌手デビュー2周年を迎え、「私の歌がほんの少しでも、あなたの笑顔につながるなら。想いの限り歌っていきます。 本当にありがとう!! もっと先へ行こう」と「EmiRing◎」の公式アカウント上でツイートした新田。新田が向かう“先”にはどのような景色が広がっているのだろうか、今後も注目していきたい。

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