原作者が語る声優の魅力とは?「ダ・ヴィンチ」11月号に、櫻井孝宏、神谷浩史、小野大輔ら豪華男性声優陣が登場!!

原作者が語る声優の魅力とは?「ダ・ヴィンチ」11月号に、櫻井孝宏、神谷浩史、小野大輔ら豪華男性声優陣が登場!!

「ダ・ヴィンチ」11月号(KADOKAWA)

 KADOKAWAより出版されている本とコミックの情報マガジン「ダ・ヴィンチ」。10月6日に発売の11月号では、男性声優の特集を、34ページの大ボリュームで展開。「男と、本。〜声優編」というテーマのもと、櫻井孝宏、神谷浩史、小野大輔、中村悠一、梶裕貴、鈴村健一といった豪華な面々が登場しているほか、八代拓&梅原裕一郎という若手2人の対談、さらにはベテラン・若本規夫のインタビューなど、盛りだくさんの内容になっている。

 その中で注目したいのは、来週13日よりフジテレビの深夜枠「ノイタミナ」でTVアニメが放送される『舟を編む』(光文社)の原作者、三浦しをんのインタビューだ。

 出版社に務める口下手な営業部員・馬締光也が、新しく刊行する辞書『大渡海』の編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられ、個性豊かな編集者たちが辞書の世界に没頭していく姿を描いた同作は、2013年に松田龍平主演で映画化。アニメでは主人公・馬締光也を櫻井孝宏が演じるほか、辞書編集部員の西岡正志を神谷浩史が演じる。『おそ松さん』(テレビ東京系)でもおなじみ、女性人気の高い同世代コンビだ。

「オーディション時に“馬締と西岡”の声という観点で音声データを聴いたところ、イメージにぴったり重なったのが、馬締=櫻井、西岡=神谷の声だった」と2人のキャスティング理由を語る三浦。初めて櫻井の声を聴いたときには、「茫洋としているところがありながら、自分の内面にぐっと入りこんでいく人――セリフとナレーション部分の声の違いだけで、馬締光也がどういう人物かということがわかる表現をなさるなんて」という印象を抱いたそうだ。

 一方、当初は馬締を演じたいと思っていたと明かす神谷に対しては、「声質が西岡っぽい、たいへん華のあるお声。なのに凄く繊細で。実は様々な葛藤を抱え、周りの期待には、真摯に応えていきたいと思っている。西岡のそんな本質的な部分を見抜いてくださっているんだな」と感じたという。アフレコ現場に訪れた際には、「こんないい声の方がいらっしゃるなんて!」と、“いい意味”でぞわっとしたとか。

 そうしてこの2人を含めた声優陣のチームワークや技術に触れた三浦は、アフレコ現場やアニメーション作品の制作が“辞書づくり”に似ていると実感。「小説では読者の方の想像に委ねていた部分が、この作品ではアニメならではの表現を以って美しく描き出されています」と絶賛している。原作者も納得のいくアニメに仕上がったのは、櫻井、神谷をはじめとした声優陣の“才”が大きく関係しているようだ。

 今回のように、原作者が“声優”について語るのは、あまり例のないことだろう。

 11月号では他にも、「原作者たちが語る、男性声優のここがすごい!」と題し、自作のアニメ化を経験してきた小説家やマンガ家たちが、声優たちの魅力を語っている。

 小説家・森見登美彦は、『四畳半神話大系』(角川文庫)で、プライドが高いが自分なりの生き方を貫く主人公の私を演じた浅沼晋太郎について、「超絶技巧博覧会も同然だが、主人公の声には『気高さ』と『愚かしさの自覚』がちゃんと含まれている。浅沼さんの台詞がもつ説得力の根底にはその葛藤がある。だから笑える。感動する」と絶賛。

 太宰治、芥川龍之介などの文豪が、「人間失格」、「羅生門」といったそれぞれに対応する異能力を用いて戦うアクションマンガ『文豪ストレイドッグス』(KADOKAWA)の作者・朝霧カフカは、太宰治を演じた宮野真守について、「彼の“闇太宰”の声のざらつきは、『これぞ世界最高峰の声の演技…!』と旋律するほどの素晴らしさです」と高評価している。

 また、『ジョーカー・ゲーム』シリーズの柳広司は佐久間中尉を演じた関智一、『一週間フレンズ。』の葉月抹茶は、主人公・長谷祐樹を演じた山谷祥生について言及しており、それぞれ“原作者お墨付き”の高評価を与えている。

 その他にも、「ダヴィンチ」11月号では、人気声優たちが自身に影響を与えたお勧めの作品を紹介している。読書の秋、彼らが出演するアニメの原作はもちろん、彼らが薦める作品を読んでみてはいかがだろう。

関連記事(外部サイト)