夫と間違えて、黒人ナニーへ人種差別メッセージを送った白人女性 解雇されたナニーが損害賠償を請求(米)

夫と間違えて、黒人ナニーへ人種差別メッセージを送った白人女性 解雇されたナニーが損害賠償を請求(米)

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米ニューヨークのマンハッタンに暮らす英国人で2児の母リンゼイ・プラスコ・フラックスマンさんは、夫ジョエル・プラスコさんに新しいナニー(子守り)でアフリカ系アメリカ人のジゼル・モーリスさん(44歳)に対する人種差別ともとれるメッセージを電話で送った。

それは「NOOOOOOOOOOO ANOTHER BLACK PERSON(えーっ、また黒人なの)」というものだったが、実はリンゼイさん、ジョエルさんにではなくジゼルさんに送っていた。夫から返信がないことを疑問に思い、リンゼイさんは再度同じ内容のメッセージを送ったが、これもジゼルさんに届いた。ナニーとして働き始めた初日に、いきなり不快な内容のメッセージを2通も雇い主から受け取ったジゼルさんは、リンゼイさんが送信先を間違えていることを確信した。

その後、自分のミスに気付いたリンゼイさんは気まずく感じたのか、ジゼルさんをたった1日で解雇した。1日分の賃金は渡されたものの、解雇の理由は「不快に感じた」というものだった。なんら悪いことをしたわけでもなく解雇されたジゼルさんは、裁判ではなくあっせん制度を利用した話し合いで解決を試みたがうまくいかず、元雇用主に対して法的措置を取ることにした。

半年間ナニーとして雇用される予定だったジゼルさんは、1日350ドル(約39,800円)の賃金を貰う約束になっており、その半年分にあたる63,000ドル(約720万円)を得ることが不可能になったとして、現在は一家に損害賠償を請求している。ジゼルさんはメディアに、証拠となるリンゼイさんからのメッセージを見せながら「人種差別に他ならない」と怒りを露わにした。しかしジョエルさんは妻を擁護し、このように反論している。

「妻は出産してまだ2か月で、とても大変な時期だった。あのようなメッセージを送ったが、差別するつもりじゃなかった。妻は人種差別主義者ではないし、もちろん私も違う。こちら側のミスとはいえ、相手側は失礼な態度に出た。だから子供の面倒を見させることはもう信用できないと思い、解雇しただけだ。それに最初から契約書などなかったし、彼女には何の借りもない。これは単なる強請だ。私は何百万ドルも払うつもりなど更々ない。」

ジョエルさんはかつて英国一大手の証券会社を運営していたこともある財政家であり、一家は過去にアフリカ系アメリカ人のナニーを雇っていたが、そのナニーの仕事ぶりが満足できるものではなく、今回はフィリピン人のナニーを求めていたという。ジゼルさんは「失礼なメッセージを受け取った後でも、子供の世話はきちんとしたわ。自分の評価に関わることなのに、なぜ赤ちゃんに私が何かすると思うの。こちらはナニーとして一家のために働く意思があったのよ。自分が道徳心に欠ける行為をしたものだからバツが悪くなって、私を解雇しただけの話でしょう。私は彼女の過ちを指摘しただけよ」と話している。

このニュースを知った人からは「そんなメールを最初から送る妻が悪い」「2回も送っておいて、人種差別主義者じゃないって通じないと思うけど」「裕福な一家はナニーを見下しているからね。ジゼルさんが訴訟で勝つことを願う」「自分たちの子供を赤の他人に育てさせて、しかも酷い対応をするなんて最低だな」「文句言うなら自分の子供は自分で育てなさいよ!」「差別するつもりじゃなかったって…思いっきりしているだろうが」「こんな両親、子供たちにとってさぞかしいい手本になるだろうね」「愚かな夫婦だ」といった声があがっている。

画像は『New York Post 2018年9月28日付「Mother accidentally sent nanny ‘racist’ text, fired her: suit」(Brigitte Stelzer)』『Metro 2018年9月29日付「Banker’s wife ‘accidentally’ sends new nanny racist text before sacking her」(Picture: Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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