機内食リクエストに不満 離陸を5時間以上も遅らせた乗客に降機命令(カナダ)

機内食リクエストに不満 離陸を5時間以上も遅らせた乗客に降機命令(カナダ)

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3月2日、カナダのバンクーバー空港の駐機場にあったエア・カナダ118便には既に乗客全員が搭乗しており、トロントに向けての離陸前にCA(客室乗務員)がビジネスクラスの乗客らに機内食リクエストを受けていた。そこに思わぬ出来事が起こったのだ。

ビジネスクラスにいたひとりの男性がCAに「肉と小麦粉が食べられない」と伝え、魚の機内食をリクエストした。ところが魚の機内食は在庫切れでCAがその旨を伝えると、男性は不満を露わにしたという。この男性とCAのやりとりを目撃していた複数の乗客は、次のように話している。

「その乗客は酔っぱらっている様子はなく、落ち着き払って『魚が食べられないとなると問題だ。そちらが魚の機内食を提供するか、自分で魚料理を準備するか、このどちらかしか選択肢がない』というような感じで話していました。」
「CAはとても丁寧に対応していて、複数のオプションを提示していました。でも、怒った乗客はCAに口汚く罵り、暴言まで吐いてとても失礼な態度でした。」

結局、怒る乗客の態度がエスカレートしたことをCAから聞いた機長は、飛行機をゲートまで引き返し、その男性乗客に降機を命じた。午後2時にバンクーバーを発つ予定だったこの便は、既に離陸が1時間以上も遅れていた。しかしこの乗客が原因で、更なる遅延を引き起こしてしまったようだ。

乗客らは、機長から「飛行機をゲートに引き返したことで遅れを生じさせた。自分と副機長は勤務時間の上限に達してしまったため、別のパイロットによりこの飛行機が運航されることになる」という機内アナウンスを受けたそうだ。再び乗客が機内に搭乗し、トロントへと出発したのは午後7時半で、出発予定時刻を5時間以上も過ぎていた。

この件について、エア・カナダは「AC118便は迷惑行為に及んだ乗客のため、一旦ゲートに引き返しました。もともとの乗務員らの就労時間制限が迫っていたために、乗務員の入れ替えを行う必要がありました」と述べている。

予期せぬ遅れをもたらしたことで、計画していた予定のキャンセルを強いられる羽目になった複数の乗客は、たかが4時間半ほどのフライトで問題を起こした男性乗客に対し「機内食の魚ごときで」「なんという不便」と腹立たしい思いをソーシャルメディアで吐露している。

画像は『Mirror 2019年3月5日付「Business class passenger delays flight for FIVE hours with tantrum over meal」(Image: Moment RF)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)