角を切られた2頭のサイ 生きたまま放置される(南ア)<動画あり>

南アフリカでサイが角を切られ生きたまま放置 10年間で8,300頭が殺傷される

記事まとめ

  • 元クリケットイングランド代表ケビン・ピーターセン氏が、11日にTwitterを更新
  • ピーターセン氏は南アフリカでサイが角をえぐり取られ血を流している動画を投稿
  • ピーターセン氏はサイの保護活動を展開、10年間で8,300頭が密漁で殺されている

角を切られた2頭のサイ 生きたまま放置される(南ア)<動画あり>

角を切られた2頭のサイ 生きたまま放置される(南ア)<動画あり>

角を切られた2頭のサイ 生きたまま放置される(南ア)<動画あり>の画像


「これが私たちのサイに“毎日”起きている残酷な現実だ。実に不快で卑劣だ!」

悲しく強いメッセージとともに投稿されたサイの最期の動画。その顔は血まみれで、角をえぐり取られた痕が見るも無残で痛々しいが、2頭はまだ生きている。

この動画は今月11日、南アフリカ出身の元クリケットイングランド代表選手であるケビン・ピーターセンさんのTwitterに投稿されたものだ。

ケビンさんはポッドキャスト『獣のような人間(Beast of Man)』で 『BBC Radio 5 live』のサラ・ブレットさんとタッグを組み、故郷である南アフリカの「クルーガー国立公園」で行われているサイの密猟についての特集を組んでおり、「密猟がいかに卑劣なものか、より多くの人に知ってもらいたい」と力強く語っている。

また「アフリカの草原地帯でサイが死んでいくのを見るのは辛いです。死の臭いや光景は私の感情を揺さぶり、胸を締めつけるのです。このようなことが起こっていいはずがありません。サイを絶滅させるようなことがあってはならない。私たち人間はもっと賢いはずです。クリケットをしていた頃の自分とは違う“第二の人生”に、私は生きる意味を見いだしています」とサイの保護に全力を注いでいることを明かしている。

サイの救済・保護活動に取り組む「セーブ・ザ・ライノ(Save The Rhino)」によると、南アフリカのサイの密猟は2007年で13頭だったが2014年には1,215頭に急増しており、過去10年間で8,300頭のサイが密猟により殺されたという。一日平均3頭のサイが殺されており、ケビンさんはTwitterで「サイの密猟を止めないと2025年までにサイは絶滅するだろう」と述べている。

サイの角の成分は髪の毛とほぼ同じ「ケラチン」という硬タンパク質だ。薬としての効能はないにもかかわらず漢方薬として重宝され、中国やベトナムで売られるため、ブラックマーケットでの価値は金(GOLD)よりも高い1キロ6万ドル(約660万円)とも言われている。サイの角が密猟されるのは、ずばり“儲かるから”なのだ。

「人間の欲がサイを殺しているのです…」このケビンさんの一言が全てを象徴している。

ちなみに昨年2月には、角を切られ殺された母サイのそばで、乳を飲もうとする子サイの映像が拡散した。また同年7月には、密猟者による角狩りを防ぐためボランティアらによって角を短く切り落としていたサイが襲われ、たった1センチの角のために殺されている。なぜここまで残酷になれるのか。人間が欲を捨てない限り、密猟はなくならないのだ。

?? GRAPHIC ??

The harsh reality of what’s happening to our rhinos, EVERYDAY!

Disgusting & despicable! pic.twitter.com/X5qvoDL7Xo

— Kevin Pietersen (@KP24) 2019年5月11日

画像は『Kevin Pietersen 2019年3月2日付Twitter「P O W E R F U L」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)