睡眠時に素晴らしい絵を描く「眠る芸術家」と呼ばれる英男性<動画あり>

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英ウェールズに拠点を置くアーティストのリー・ハドウィンさん(Lee Hadwin、44)は、自らを「眠る芸術家(Sleep Artist)」と名乗っている。睡眠時に絵を描くことから、そのような異名を付けたそうだ。

リーさんは普段、目を覚ましている時はまったくもって絵の才能が無いという。しかし眠りに入ると、夢遊病者のように起き上がって鉛筆や絵具を手にし、芸術的な絵を描き始めるのだ。彼は睡眠中に絵を描いている自分の行動を全く覚えていないそうだ。

リーさんの絵は数千ドル(数十万円)の価値があるほど芸術作品として認められているが、高校時代の美術成績はひどいものだったという。そんなリーさんが、眠りながら絵を描き始めたのは4歳の時だった。

ベッドに入った後に寝室の壁と床に絵を描き始めたり、時には夜中に階段を降りて絵を描いていたこともあったという。そのようなことが数年続いた後、心配した両親はリーさんを病院に連れて行った。

医師からは「単なる夢遊病で直観的に絵を描きたくなるのだろう」と言われたが、リーさんは自らのこの行動を「私の心は眠っている状態にありますが、身体が起きている状態なのです」と話したそうだ。

そしてリーさんが15歳の時、一晩かけてマリリン・モンローの肖像画を3点描いた。その時はさすがにリーさん自身も「奇妙なことが起こっている」と感じたという。その後2000年代に入ってリーさんの絵は図書館に展示されることになったが、地元の新聞社や英国中のメディアがリーさんの絵に注目した。

これがきっかけでアーティストとして人生を歩み始めたリーさんは、当時のことをこのように振り返っている。

「私の人生は一日にして一変しました。地元の図書館で私の絵を5点展示したのですが、世界的にアーティストとして認められるようになったんですから…。」

当初、リーさんはアーティストとしての自分をなかなか認めることができなかったそうだ。また一部の芸術評論家からも「アーティストと名乗るのはいかがなものか?」と批判的な意見を浴びせられることもあったが、リーさんはなるべく耳を貸さないようにしてきた。

リーさんはいつでも絵を描けるように、10年ほど前からベッドの下にアートの道具一式を用意している。今も時々、一晩に2〜3回はベッドから身体を起こして絵を描いており、その後数週間は夜中に起きることもなくきちんと眠るそうだ。

なおリーさんは、自分の絵の売り上げの一部を世界最大の国際人権NGO「アムネスティ・インターナショナル」など慈善団体に寄付しているという。

画像は『Lee Hadwin -(Sleep Artist) 2016年10月7日付Facebook、2018年10月19日付Facebook「Was just sent this.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)