NY地下鉄駅で父親が娘を抱えて電車に飛び込み即死 娘は奇跡的に軽傷<動画あり>

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今月23日の午前8時頃、ラッシュアワーで混雑するニューヨーク市ブロンクス地区の地下鉄駅「キングスブリッジ・ロード」で、45歳のフェルナンド・バルブエナさん(Fernando Balbuena)がホームから線路に飛び込み、入ってきた電車にはねられて死亡した。

事故現場にいた女性は、フェルナンドさんが飛び込む直前に妻ニルカ・カラバロさん(Niurka Caraballo、41)に電話をしたことを明かしており、「男性は女の子と手をつないでいたわ。『残りの2人の娘を頼む。娘を学校に連れて行くよ。愛してるよ』と話しているのが聞こえたの。その後、女の子を腕で抱えてホームから飛び降りたのよ」と述べている。

ホームに入ってきた電車はすぐに速度を落としたものの、フェルナンドさんははねられて即死。目撃者の1人は「2人が飛び降りるのを見ました。すぐに電車が入ってきて助ける時間などありませんでした」と興奮した様子で話しており、フェルナンドさんの身体が真っ二つに引き裂かれたと証言している。

一方でバックパックを背負ってホーム下に落ちたフィルニちゃん(Ferni)は、奇跡的に車両下の隙間に入り込み無事で、女児を救助したジャイロ・トレスさん(Jairo Torres)は事故直後の様子をこのように述べた。

「最悪のケースを考えていました。でも車両の下で女の子が動いているのが見えたのです。『パピィ、パピィ』と泣いているのが聞こえました。あ、この子は生きてる!と思いました。」

「女の子が『パピィはどうしたの』と聞くので、『パピィのことは見ないで、私のほうにおいで。ワンちゃんみたいに這ってくるんだよ』と伝えました。」

救助されたフィルニちゃんはその後、ブロンクスにあるヤコブ医療センターに搬送されたが、かすり傷だけで済んでいる。

妻のニルカさんは事故が起こった朝のことについて、涙ながらにこう語った。

「夫はあの朝も特に変わった様子はなく、娘を連れていつもと同じように出かけていきました。しばらくすると夫から電話があったのですが、何を言っているのかよく聞き取れませんでした。その後何度も電話をかけなおしたのですが、繋がりませんでした。やっと電話がつながると、フィルニが『ダッドが泣いているよ』というのです。悪い予感がして駅までの5ブロックの道を走りましたが、間に合いませんでした。」

「本当にいい夫でいい父親であり、よく働く素晴らしい人だったのに、何が起こったのか分かりません。ただ娘には天使がついていたのでしょう。助かって本当に良かったです。」

ニルカさんによると、フェルナンドさんはメンタルヘルスの問題を抱えてこれまで6度ほど入院しており、治療のための薬を飲んでいたということだ。

またフィルニちゃんは母親に「ホームに落ちてしまった」と話しているとのことで、父親が自殺したことを理解していないようだという。フィルニちゃんの近所の住人は「娘を連れて自殺だなんて、そんなことはしちゃだめだよ。彼が駅に行ったのは最初から死ぬつもりだったのかもしれないね。学校はすぐ近くで電車に乗る必要なんてないんだから」と話している。

画像は『New York Post 2019年9月23日付「Dramatic video shows bystanders rescuing girl after dad’s subway suicide」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)