先天性前腕欠損の女性が“ガラスの腕”を持つシンデレラに「人と違うことは私の強み」(米)

先天性前腕欠損の女性が“ガラスの腕”を持つシンデレラに「人と違うことは私の強み」(米)

先天性前腕欠損の女性が“ガラスの腕”を持つシンデレラに「人と違うことは私の強み」(米)の画像


カリフォルニア州サンディエゴ郡オーシャンサイド在住でグラフィックデザイナーのマンディ・パースリーさん(Mandy Pursley)は生まれつき右手前腕が欠損しているが、コスプレが趣味で手の込んだ衣装も器用に縫い上げる。

そんなマンディさんは最近、8歳の娘が学校で学んでいる童話『シンデレラ』にインスパイアされ、自分もシンデレラのように美しいプリンセスになりたいという思いに駆られた。

マンディさんはプリンセスになるまでの心のうちを、次のように明かしている。

「かつては鏡に映る自分を見て、みんながイメージするプリンセスとのギャップに悩み、傷ついたこともあったわ。だって世界には素晴らしい童話がたくさんあるけど、私のように腕がないプリンセスはいないでしょう。でも長い時間をかけて学んだの。人と違うことは、私の強みでもあり、美しさでもあり、ありのままの姿こそユニークさの象徴であることにね。だから私がシンデレラになることで、どんな障がいを持っていても関係がないんだってことを証明したかったの。」

シンデレラ・プロジェクトはこうしてスタートし、マンディさんはシンデレラのドレスに約60時間、夫ライアンさんが扮するプリンスの衣装に約30時間をかけて縫い上げていった。またアーティストのギルバート・ロサノさんに義腕の製作を依頼し、生まれつき欠損している前腕にシンデレラには欠かせない?ガラス”の義腕をつけることにした。

そして7月、マンディさんはサンディエゴで開催されたコミコン・インターナショナルでシンデレラデビューをする予定だったが、体調を崩して参加できずにいた。そんな時、友人から「あなたと同じように片腕がない少女がいるの。その子にあなたの写真を見せたいのだけれど、素敵な写真があればシェアしてもらえないかしら」と尋ねられたことがきっかけで、それなら「障がいを持つ全ての子供たちをインスパイアするような特別な写真を撮ってみよう」と行動を起こしたのだった。

その後、友達の写真家ケリー・アンダーソンさんによって撮影された写真がマンディさんのFacebookに投稿されると、1週間で2万8千件以上もシェアされた。マンディさんは、プロジェクトが大成功を収めたことについてこのように語った。

「コメントはポジティブなものばかりで、片腕がなくても強く、美しいということが証明できたと確信しているわ。そして私と同じ障がいを持つ子供たちにクリエイティブであることのすばらしさ、障がいがあっても美しくなれること、そしてプリンセスやプリンスになれることを伝えられたと思う。」

「何よりも嬉しいのは、先天性四肢欠損の人々をサポートする『ラッキー・フィン・プロジェクト(Lucky Fin Project)』の子供たちからたくさんのメッセージが届いていることよ。」

なおマンディさんはすでに次のプロジェクトについて考えているそうで、「今度は、スチームパンク的な腕に挑戦したい」と述べている。

画像は『Mandy Pursley 2019年9月19日付Facebook「At long last…Cinderella — with a glass ARM!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)