認知症と認めない父親を受診させる難しさ 千葉真子さんが吐露「介護は一筋縄ではいかない」

認知症と認めない父親を受診させる難しさ 千葉真子さんが吐露「介護は一筋縄ではいかない」

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アトランタ五輪(1996年)陸上女子10000mで5位入賞を果たし、マラソン選手としても活躍したスポーツコメンテーターの千葉真子さんが、昨年末に父親が他界したことをブログに報告した。離れて暮らす父親の異変、介護問題など、高齢の親がいる人にとって身につまされる内容となっている。


16日の『千葉真子オフィシャルブログ「BEST SMILE」』によると、昨年の7月初旬に母親が入所している施設から「費用の滞納がある」との連絡を受けて父親の異変に気付いたという。さらに調べると、携帯電話、健康保険証、通帳、印鑑、年金手帳など大切なものがどこにあるか分からなくなっていた。千葉真子さんは姉とともに父親と頻繁に連絡は取っていたが、それまで電話で聞く声に変化は感じられなかったそうだ。

父親が暮らす近所の方からも「様子がおかしいですよ」と心配される事態となり、すぐに病院で診てもらおうとしたが父親は頑なに受診を拒否した。本人に自覚がないためか受診を勧める声かけにも応じなくなり、千葉さん姉妹は途方に暮れたようだ。自治体の無料相談やサービスを利用し、一緒に父親の説得を試みたものの全く言うことを聞いてもらえず、最後は訪問診療により認知症と診断された。この診断を受けて姉妹は今後の介護について話し合い、サポート体制を整えていた最中に父親は心疾患のため亡くなったのだ。

千葉さんの父親はスポーツが大好きで、東京五輪を楽しみにしていたという。「もしコロナが無かったら…もし昨年オリンピックパラリンピックがあったら…違う風になっていたかもしれない」と、認知症の発症もコロナ禍で行動範囲が狭くなったからではないか―と思うこともあったそうだ。突然の父親の異変にうろたえ、時には衝突したこともあった千葉さんは「介護は一筋縄ではいかない。誰かに相談したり周囲のサポートを仰ぐ事は大事な事だと思います」と明かしている。そして忌明けを迎えた今、「父の好きだったスポーツを今後も盛り上げていく事が、一番の供養になる」と前を向いていた。

画像は『千葉真子 2021年2月16日付オフィシャルブログ「ご報告。」』『ちばアクアラインマラソン 2019年11月14日付Instagram「We’d like to introduce our PR Ambassador Masako Chiba!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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