辛坊治郎「一晩で3回死にそうになった」 太平洋上で台風くずれの低気圧に遭遇であわや転覆

ヨット太平洋単独無寄港横断に出航したキャスターの辛坊治郎が4月27日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にヨット太平洋単独無寄港横断中の船上から電話出演。台風くずれの低気圧との遭遇による転覆寸前の事態を報告した。

辛坊治郎

辛坊治郎

ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、番組パーソナリティの辛坊治郎がヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦している間、“スペシャルパーソナリティ”たちが“留守番”をしているが、番組では「生存確認テレフォン」と題して、辛坊に持たせた衛星携帯電話へ毎回必ずかけることとなっている。

辛坊は4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーから“KaorinV(カオリンファイブ)号で出港したが、27日、東京から東南東におよそ1800キロ離れた太平洋上いるという辛坊へ、この日スペシャルパーソナリティを務める評論家・竹田恒泰とアシスタントの増山さやかアナウンサーは電話を掛けた。

2人が手元の航跡記録を見ると、行ったり来たりしたような“迷走”をしており、これは台風くずれの低気圧に巻き込まれたためだという。秒速40メートル以上の暴風で、7mの高波だったとうことで、心配しながら辛坊の応答を待ったが、1回目はほどなく通話が切れ、2回目で会話ができた。

「昨日の夜は、一晩で3回死にそうになった」

辛坊がこう報告すると、言葉を失う2人だったが、竹田が「波はやっぱり高いんですか?」と問うと、

「いや、ほんの10mくらいですよ」

と、しれっと答える辛坊。

「要するに、ぐぐぐぐぐっと上がってうまく乗ればサーフィン状態になるんですですよ、船全体が。で、がががががっと波を下るんです」

あまりに想像を超える状況にあ然とする竹田だが、「転覆したら終わりですよね?」と訊くと、さらに衝撃の回答が。

「転覆することも、昨日はかなり想定しました。転覆したら船と一緒に死ぬか脱出するか、かなり迷いましたね」

Kaorin V(カオリンファイブ)

Kaorin V(カオリンファイブ)

しかし、万が一転覆した場合でも、救助体制は厳しいもののようで、竹田が「もうすでにここから先はUS-2 (救難飛行艇)、飛んでこない領域ですよね?」とたずねると、

「もう無理ですね。US-2の救助範囲は出たと思いますね」

との回答。

「東経175度を出るとね、実はアメリカのコーストガード(沿岸警備隊)の管轄になるんです」

こう説明する辛坊に対し、「175度超えるのは何日後ぐらいなのでしょう」と竹田が質問。すると、「たぶんあと1週間だと思いますね」と見込みを立てる辛坊であった。

「そこまでは一応、(日本の)海上保安庁の管轄なんですが、これだけ離れてると助けにくるのにも1週間くらいかかりますから、(転覆したら)まあ、それまで生きてるかどうかわかりませんね」

あまりに“現実的”な解説をする辛坊に、思わず「ちょっと、気を付けてくださいよ」としか言えない2人。

増山アナが、「低気圧の影響も今夜いっぱいの見込みで、明日の午後以降は安定した高気圧圏内が続くのでは」という気象予報を伝えると、

「とりあえず、昨日死ぬかと思ったんですけど、生き延びましたんで、まだしばらくは大丈夫でしょう!」

自身をこう鼓舞した辛坊は、引き続き航海を続けた。

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