祝・結婚! 菅田将暉&小松菜奈、共演が紡いだ信頼と“赤い糸”

【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1024回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

11月15日、俳優・菅田将暉さんと女優・小松菜奈さんが結婚したことが発表されました。若い世代に人気が高い、美男美女カップル。人気俳優同士の結婚報道に、いま、日本中が祝福モードに包まれています。

そこで今回は、菅田将暉さんと小松菜奈さんの共演作を振り返るとともに、いまこそ観て欲しい映画出演作をご紹介します。

※写真は『糸』より

“赤い糸”は、本当に存在した!

いまやその人気ぶりは揺るぎないものとなり、若手実力派ナンバーワンの座を欲しいままにしている菅田将暉。そして、エキゾチックな美貌と圧倒的な存在感で観客を魅了する小松菜奈。

2人が初共演を果たしのは、2016年に公開された映画『ディストラクション・ベイビーズ』。愛媛県松山市にある小さな港町を舞台に、若者たちの欲望と狂気を描いた青春群像劇です。

本作で菅田将暉が演じたのは、無差別に喧嘩を仕掛けて歩く高校生・裕也。その暴力性には見境がなく、小松菜奈演じるキャバクラ嬢・那奈をも巻き込んで行きます。

手加減なしの暴力シーンもさることながら、熱気あふれる演技合戦は圧巻。まさに“全力でぶつかり合っている”という表現がぴったりで、いま改めて本作を観ると、結婚発表のメッセージにもあった「戦友」という言葉がしっくりと感じられるほど。

各々の俳優として鎬(しのぎ)を削るポテンシャルの高さに、きっと誰もが目を奪われることでしょう。

※写真は『溺れるナイフ』より

『溺れるナイフ』

続く共演作は、同じく2016年に公開された『溺れるナイフ』。海辺の田舎町を舞台に、地元育ちの自由奔放な少年・コウ(菅田将暉)と、東京から引っ越して来た美少女・夏芽(小松菜奈)との鮮烈な恋を描いた物語です。

鼓動が伝わって来そうなキス寸前のギリギリショットや、満面の笑みを浮かべて自転車に2人乗りする姿など、原作漫画さながらに“無敵の恋”を再現したお二方。そのキラキラとした輝きや無垢な表情は実に美しく、あまりの愛おしさに胸がキュンと鳴る人も多いはず。

ちなみに本作が撮影された和歌山県新宮市は、熊野三山へと続く世界遺産・熊野古道が通っており、パワースポットとしても人気の場所。お二人の結婚をきっかけに幸せにあやかろうと、“ロケ地巡り”をする人が増えそうですね。

※写真は『糸』より

『糸』

そして、この度の結婚発表のニュースを耳にしたとき、誰もが思い出した共演作と言えば、やはり『糸』ではないでしょうか。

これまでは激しい描写が伴う作品での共演が多かった菅田将暉と小松菜奈ですが、本作は中島みゆきの名曲をモチーフにした、王道のラブストーリー。数奇な運命に翻弄されながらも相手を思いやる男女の姿と、お二人の結婚への道程を重ね合わせながら、この映画を改めてご覧になる方も多いかも知れませんね。

出会い、恋をし、別れ、そしてまた再び出会う……。3度にわたる共演で築いた互いへの信頼が、この壮大な愛の物語を、幅広い世代の共感を得られる作品へと昇華させたと言っても過言ではないでしょう。

中島みゆきさんが書かれた歌詞のとおり、出逢うべくして出逢い、赤い糸で結ばれたお二人。菅田将暉さん、小松菜奈さん、ご結婚おめでとうございます。いつまでもお幸せに。そして、これからますますのご活躍を期待したいところですね。

さて、菅田将暉さん、小松菜奈さんの出演する、いまこそ観て欲しい映画は……。

※写真は『CUBE 一度入ったら、最後』より

いまこそ観て欲しい、菅田将暉出演作 『CUBE 一度入ったら、最後』『キャラクター』

“ワンシチュエーションスリラー”という新たなジャンルを開拓、映画史にも名を残す名作を完全リメイクした『CUBE 一度入ったら、最後』。

謎の立方体で構成され、トラップが張り巡らされた迷宮に閉じ込められた男女6人。菅田将暉は、そんな絶体絶命の状況から脱出を図ろうと奮闘する青年を熱演。絶望のなかにも希望を感じさせる、生命力あふれる演技は必見です。

※写真は『キャラクター』より

第一発見者として殺人事件を目撃したことをきっかけに、運命を狂わされて行く漫画家の姿を描いたダークファンタジー『キャラクター』。

自分の才能の足りなさへの苛立ち、悲劇を招いたことへの葛藤など、主人公・山城の心の動きを繊細に表現した菅田将暉。その演技巧者ぶりは、さすがの一言!

※写真は『恋する寄生虫』より

いまこそ観て欲しい、小松菜奈出演作 『恋する寄生虫』『ムーンライト・シャドウ』

人が恋に落ちるのは、虫の仕業!? ユニークな設定が魅力的なファンタジック・ラブストーリー『恋する寄生虫』。

本作で小松菜奈が演じたのは、“視線恐怖症”に悩む女子高生・ひじり。クールな格好よさは、もはや最強。そして制服姿も、やっぱりキュートです。

※写真は『ムーンライト・シャドウ』より

吉本ばななの原点とも言える名作ラブストーリー『ムーンライト・シャドウ』を、マレーシア出身のエドモンド・ヨウ監督が映画化。作品ごとに卓越した演技力を見せつける小松菜奈ですが、意外にも本作が初の長編映画単独主演となります。

恋人の突然の死をなかなか受け入れることができない主人公の心情を、瑞々しく体現。小松菜奈の可憐さに心奪われる、詩的情緒豊かな1作です。

■ディストラクション・ベイビーズ(2016年公開)

Blu-ray&DVDリリース デジタル配信中
監督・脚本:真利子哲也
出演:柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎
音楽:向井秀徳
主題歌:向井秀徳「約束」
配給:東京テアトル

『溺れるナイフ』

■溺れるナイフ(2016年公開)

Blu-ray&DVDリリース デジタル配信中
出演:小松菜奈、菅田将暉、重岡大毅、上白石萌音、志磨遼平 ほか
監督:山戸結希
原作:朝倉ジョージ『溺れるナイフ』(講談社「別フレKC」刊行)
配給:GAGA
(C)ジョージ朝倉/講談社
(C)2016「溺れるナイフ」製作委員会
公式サイト https://gaga.ne.jp/oboreruknife/

『糸』

■糸(2020年公開)

Blu-ray&DVDリリース デジタル配信中
Inspired by 中島みゆき「糸」
原案・企画プロデュース:平野隆
監督:瀬々敬久
脚本:林民夫
音楽:亀田誠治
エンディングテーマソング:「糸」菅田将暉×石崎ひゅーい
出演:菅田将暉、小松菜奈、山本美月、高杉真宙、馬場ふみか、倍賞美津子、永島敏行、竹原ピストル、二階堂ふみ(友情出演)、松重豊、田中美佐子、山口紗弥加、石崎ひゅーい、片寄涼太(GENERATIONS)、成田凌、斎藤工、榮倉奈々
配給:東宝
(C)2020映画『糸』製作委員会
公式サイト https://ito-movie.jp/

『CUBE 一度入ったら、最後』

■CUBE 一度入ったら、最後

大ヒット上映中
出演:菅田将暉、杏、岡?将?、柄本時?、?代輝、?時聡真、斎藤?、吉?鋼太郎
原案:ヴィンチェンゾ・ナタリ「CUBE」
監督:清?康彦
脚本:徳尾浩司
音楽:やまだ豊
主題歌:星野源「Cube」(スピードスターレコーズ)
企画・配給:松竹
(C)2021「CUBE」製作委員会
公式サイト https://movies.shochiku.co.jp/cube/

『キャラクター』

■キャラクター

2021年11月24日 Blu-ray&DVDリリース デジタル配信開始
出演:菅田将暉、Fukase(SEKAI NO OWARI)、高畑充希、中村獅童、小栗旬
原案・脚本:長崎尚志
監督:永井聡
プロデュース:村瀬健
主題歌:「Character」ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)×Rin音 Prod by Yaffle
製作:フジテレビジョン、東宝
配給:東宝
(C)2021 映画「キャラクター」製作委員会
公式サイト https://character-movie.jp/

『恋する寄生虫』

■恋する寄生虫

大ヒット上映中
出演:林遣都、小松菜奈、井浦新、石橋凌
監督:柿本ケンサク
脚本:山室有紀子
原案:三秋縋「恋する寄生虫」(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)
主題歌:Awich「Parasite in Love」(ユニバーサル ミュージック)
製作:「恋する寄生虫」製作委員会
制作プロダクション:松竹撮影所
配給:KADOKAWA
(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会
公式サイト https://koi-kiseichu.jp/

『ムーンライト・シャドウ』

■ムーンライト・シャドウ

大ヒット上映中
出演:小松菜奈、宮沢氷魚、佐藤緋美、中原ナナ、吉倉あおい、中野誠也、臼田あさ美
原作:「ムーンライト・シャドウ」吉本ばなな(新潮社刊「キッチン」収録作品)
監督:エドモンド・ヨウ
脚本:高橋知由
配給:エレファントハウス
(C)2021 映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会
公式サイト moonlight-shadow-movie.com

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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