LE VELVETS 精神修行になった「路上ライブ」の時代

黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(12月8日放送)に男性ボーカルグループのLE VELVETS(ル・ヴェルヴェッツ)が出演。それぞれの役割とこれまでの苦悩について語った。

LE VELVETS

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黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。12月6日(月)〜12月10日(金)の男性ボーカルグループのLE VELVETS(ル・ヴェルヴェッツ)。3日目は、それぞれの役割とこれまでの苦悩について—

黒木)初めてお会いになったときの感想はいかがでしたか?

宮原)音大でずっとやって来ましたが、学年に身長が高い人はそれほどいないではないですか。これだけ身長が高い人が「ズラッ」と並んだときに、「おお! みんな身長が高い」といことは驚きました。

黒木)ご自身も高いのに(笑)。

宮原)そうなのですけれど。なかなか囲まれることがないので。

黒木)180センチ以上というのは何なのですかね。ビジュアル的に。

日野)見栄えのこともあったのだと思います。

宮原)ステージに並んで立ったときに存在感があるということで。

黒木)初めて4人で歌われたときに高揚感はありました?

佐藤)昔はむしろ「大丈夫かな」と思いました。クラシックの人は、それぞれ、個性が強いではないですか。この個性がまだ「合わせよう」という意識がないところだったので。ソロでずっとやって来た人だったので。

黒木)皆さんソロですからね。

佐藤)「自分が!」みたいな感じだったのです。それがたくさんいるところで歌うと、声も合いにくかったです。最初は声を合わせる練習をすごくしました。

黒木)それは4人でされたのですか?

日野)はい。音楽大学のときはマイクは一切ないので、マイクを使って通したときのハーモニーの合わせ方が大変でしたね。

佐藤)あれは本当に苦戦した。

日野)オペラだとビブラートが少し大きめで、そこが合わさるとハーモニーがきれいに行かないのですよね。ちゃんと合わせるときは、ビブラートがない方が、倍音も鳴るような感じでした。

黒木)マイクに乗る声を出して行かなければいけないですし、それがハーモニーになると本当に難しいですね。生で歌った方が合わせやすいです。

宮原)空間で歌うと細かい音程感ではないので、ハモりやすいのですが、マイクが入る音でハモろうとすると、ピッチ感が合っていないとハモらないので。

佐藤)繊細なところまで拾うので。

日野)みんな「自分が正しい」と思っているのですよね。

3人)そうなのですよ。

黒木)しかも自分がいちばんだと思っているのでしょう。

3人)そうなのです。

日野)だから誰かに「ちょっと音低くない?」と言われても、「いや、そっちじゃない?」みたいな。

宮原)かなりそういうやりとりがあって、少しギスギスしたこともありました。それでもやはりよくしようと思い、「お互いに意見を聞き合おう」という話し合いもしました。まず「言ってもらったことを受け入れる」という、そういう精神的な部分も鍛えさせてもらったという感じがあります。

黒木)そこからですか。でも、いまはチームワークとしてはとてもいい感じなのですね。

日野)精神面というと、最初、路上ライブをやっていたのです。路上ライブを1年くらいやっていて。

黒木)そうなのですか。

日野)このクラシックな感じで路上ライブってなかなかいないではないですか。1曲歌えたらその日はいいという感じで、途中で止められてしまうのです。

宮原)近い住民の方とか、少しでもうるさいと思う人がいるとすぐに止められてしまう。それも精神修行になりましたね。

黒木)そういう時代もあったのですね。

LE VELVETS

LE VELVETS(ル・ヴェルヴェッツ)/ 男性ボーカルグループ

■宮原浩暢(みやはら・ひろのぶ)1979年・静岡県出身。バリトン担当。
■佐賀龍彦(さが・たつひこ)   1981年・京都府出身。テノール担当。(今回はお休み)
■日野真一郎(ひの・しんいちろう)1982年・福岡県出身。テノール担当。
■佐藤隆紀(さとう・たかのり) 1986年・福島県出身。テノール担当。

■2008年に結成されたテノールとバリトンで構成されるボーカルグループ。
■4人全員が身長180cm以上。音楽大学声楽家を卒業。
■クラシック・ロック・ポップス・ジャズ・日本の民謡に至るまで、さまざまなジャンルの音楽を自在に表現。毎年・全国でコンサートやディナーショーを開催するほか、さまざまなスポーツシーンでの国歌斉唱、海外でのCDデビューやコンサート、更にメンバー各々のミュージカル出演など、活動は多岐に渡っている。
■2020年10月にはアルバム『PRAYLIST』をリリース。
■2021年12月にはビルボード東京でのライブを控えている。

 

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