『TELL ME 〜hideと見た景色〜』今井翼主演、いまも色褪せることないhideの音楽

【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1065回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、7月8日に公開された『TELL ME 〜hideと見た景色〜』と『ソー:ラブ&サンダー』をご紹介します。

『TELL ME 〜hideと見た景色〜』

映画館で観たい!『TELL ME 〜hideと見た景色〜』 〜“hideの物語”は、いまも続いている……

X JAPANのギタリストとして、ソロアーティストとして、時代を超えて支持されるロックのカリスマhide。1998年、彼が急逝したニュースが流れたときは、誰もが耳を疑い、その早すぎる別れを悲しんだことでしょう。

『TELL ME 〜hideと見た景色〜』は、hideの実弟・松本裕士(ひろし)氏による著書をもとに、hideが遺した音楽を世に届けるために奮闘する弟と仲間たちの軌跡を描いた音楽ドラマ。

困難を乗り越えた先に、彼らが見た未来とは……。

『TELL ME 〜hideと見た景色〜』

『TELL ME 〜hideと見た景色〜』のあらすじ

1998年5月2日。日本を代表するロックミュージシャンhideが急逝した。葬儀には約5万人が訪れ、日本中が早すぎる別れに涙していた。

そのころ、hideはアルバムの制作途中で、完成後はそのアルバムを引っさげて全国ツアーを開催することが決定していた。

hideの音楽を世に届けたい。松本裕士は兄であるhideの意思を形にすべく、hideの共同プロデューサーI.N.A.をはじめ、仲間とともに動き出す。それは“hide本人不在”という異例の状況下で、無謀とも思えるプロジェクトだった……。

『TELL ME 〜hideと見た景色〜』

『TELL ME 〜hideと見た景色〜』のみどころ

松本裕士役を務めたのは、本作で映画初主演を果たした今井翼。弟であると同時にアーティストhideのマネージャーである彼の悩みや葛藤を、繊細に体現しています。

そしてI.N.A.役には、hideのドキュメンタリー映画『JUNK STORY』でナレーションを務めた塚本高史。hide役にはギター&ヴォーカルとして活動するJUON。時折、塚本高史がJUONが、役を超えてI.N.A.そしてhide本人に見える瞬間があり、まるで彼らの魂が乗り移ったかのような熱演は必見です。

ドラマパートでは津田健次郎、細田善彦、田島令子などベテラン勢が脇を固め、音楽パートは川野直輝、SHINGO☆(しんごすたー)、笠原織人、くぼゆうき、片岡麻沙斗が、hide with Spread Beaverのメンバーに扮してしっかりとサポート。

クライマックスでは、1998年に開催された「hide with Spread Beaver appear!!“1998 TRIBAL Ja,zoo”」でのライブを再現。hide本人のヴォーカルが入った実際のライブ音源が使用されていることも見逃せません。

『TELL ME 〜hideと見た景色〜』

hideファンはもちろんのこと、この映画で初めてhideという存在に触れる人も心揺さぶられる本作。

hideが生み出した音楽は自由かつタイムレスで、その自己プロデュース力の斬新さには改めて驚くばかり。そして“hideの物語”は決して過去形ではなく、いまも続いているということを実感させられる人も多いことでしょう。

大切な人を突然失った人々が、その悲しみを乗り越えていく希望と絆の物語。映画館の座席に身を埋めてスクリーンの向こう側の世界に没入すれば、きっとあなたも“hideさんが見せたかった景色”を体感することができるはず。

『ソー:ラブ&サンダー』

コチラも映画館で観たい!『ソー:ラブ&サンダー』 〜アベンジャーズの破天荒ヒーロー、降臨!

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の『マイティ・ソー』シリーズ第4弾。『アベンジャーズ エンドゲーム』後の世界を舞台に、“神殺し”の異名を持つ悪役ゴアとの戦いを壮大に描いたロック・バトル・アドベンチャー。

本作では、元恋人のジェーンが、ソー以上の力を持つ新たな“マイティ・ソー”として登場。さらに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』メンバーの“その後”を知ることができるなど、嬉しい仕掛けがたっぷり。

超絶バトルアクションもラブストーリーもじっくり楽しめて、まさにタイトルどおりラブ&サンダー!

『TELL ME 〜hideと見た景色〜』

『TELL ME 〜hideと見た景色〜』

全国公開中
出演:今井翼、塚本高史、JUON、津田健次郎、細田善彦、川野直輝、SHINGO☆、笠原織人、くぼゆうき、片岡麻沙斗、朝倉伸二、山下容莉枝、田島令子
監督:塚本連平
脚本:福田卓郎、塚本連平
原作:松本裕士「兄弟 追憶のhide」(講談社文庫刊)
原案協力:I.N.A.「君のいない世界〜hideと過ごした2486日間の軌跡」(ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス刊)
配給:KADOKAWA
(C)2022「TELLME」製作委員会

『ソー:ラブ&サンダー』

『ソー:ラブ&サンダー』

2022年7月8日(金)から全国ロードショー
監督:タイカ・ワイティティ
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:クリス・ヘムズワース、クリスチャン・ベール、テッサ・トンプソン、ラッセル・クロウ、ナタリー・ポートマン
日本語吹替版:三宅健太、坂本真綾、沢城みゆき、子安武人、山寺宏一、加藤浩次、遠藤憲一、秋元才加
原題:Thor: Love and Thunder
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)Marvel Studios 2022

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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