マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)、11年間の物語が完結!

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第609回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、4月26日に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』を掘り起こします。


アベンジャーズ、史上最大の逆襲<アベンジ>に挑む!


昨年(2018年)公開された『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。最凶最悪の<ラスボス>サノスに立ち向かう、最強ヒーローたちによる究極のチーム“アベンジャーズ”の魂揺さぶる戦いと、彼らの衝撃的な敗北を目の当たりにし、観終わったそばから「続きが気になって来年まで待てない!」と思った人も多いのではないでしょうか。

その『アベンジャーズ』シリーズが、ついにこの春、完結。サノスによって人類の半分が消し去られ、最強チーム“アベンジャーズ”も崩壊してしまったいま、失われた35億の人々と仲間を取り戻す方法はあるのか? 最後にして最大の逆襲が始まります!


秘密主義が徹底され、超厳戒態勢で撮影が進められた本作。出演者でさえも、渡された脚本は自分の出演シーンのみ。自分が出ていないシーンの内容を知らされることはなかったとか。

アンソニー&ジョー・ルッソ監督は、公開前に映画にまつわる重要な情報が流出しないよう徹底していることでも知られているクリエイター。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開前にも世界中のファンに向けて「ネタバレ自粛」の手紙を書いてTwitterに公開したり、本編に登場しないシーンをわざわざ作って予告編に織り込んだり、観客に内容を悟られないようにするため、あの手この手を尽くしたことでも話題となりました。

今作でも「ネタバレ自粛」の声明を、SNSを通じて発表し、ルッソ兄弟の徹底ぶりが窺い知れます。


『アイアンマン』(2008年)から始まった、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。ヒーローたちがその舞台設定を保ったまま他者の作品にも登場するというクロスオーバースタイルは大きな反響を呼び、全世界で社会現象を生み出しました。

日本でも『アベンジャーズ』(2012年)公開時、「日本よ、これが映画だ。」というキャッチコピーが賛否両論を巻き起こし、話題となりましたが、『アベンジャーズ』シリーズ最大の魅力は、何といっても観客の共感を呼ぶキャラクターたちにあると言えるでしょう。彼らは生まれ持った能力でヒーローになったわけではなく、傷や欠点も持ち合わせる“人間”。

大富豪のアイアンマン、雷神ソー、長い眠りから目覚めたソルジャーのキャプテン・アメリカなど、まったく異なるバックグラウンドを持つキャラクターたちがひとつの世界観のなかに存在している。そんなヒーローたちの“共存”こそ『アベンジャーズ』シリーズの核であり、多くのファンを魅了する所以ではないかと、完結したシリーズを観て感じずにはいられません。


MCU、11年間の物語を締めくくる“集大成”を見届けるまで、あなたにとっての“平成”は終わらない?! ゴールデンウィークは映画館で、ヒーローたちに声援を送り、驚き、泣き、歓喜し、彼らの姿を目に焼き付けて。


アベンジャーズ/エンドゲーム
2019年4月26日(金)から全国ロードショー
監督:アンソニー&ジョー・ルッソ
制作:ケヴィン・ファイギ
出演:ロバート・ダウニー Jr.、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ポール・ラッド、ブリー・ラーソン ほか
?2019 MARVEL
公式サイト marvel-japan.jp/avengers-eg


八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

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