読めばアナタはダマされない!? 詐欺をテーマにした話題の小説

新潮社・中瀬ゆかりが、「詐欺に対する抵抗が付くかもしれない」という小説を紹介した。

9月12日のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に、新潮社出版部部長の中瀬ゆかりが出演し、小説『欺す衆生』(月村了衛・著/新潮社)について語った。

月村了衛は、2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。これまでに、「日本SF大賞」や、「吉川英治文学新人賞」「日本推理作家協会賞」を受賞するなど、ミステリー、ハードボイルドから時代小説まで、幅広く手掛けている作家。

新刊『欺す衆生』は、戦後最大の詐欺といわれた豊田商事事件をモデルに、人間の業と欲を徹底的に炙り出した、渾身の犯罪小説。

「すっごく面白い作品です。実際に起こった豊田商事の事件も、かなりショッキングでしたからね。この事件の亡霊が、令和になってもこの世にいるということですね」と中瀬はコメント。

作品の主人公は、豊田商事をモチーフにした横田商事事件の社員・隠岐。会長殺害事件後、隠岐は、かつての同僚の「因幡」に出逢い、導かれるがままビジネスを再興する。次第に詐欺の魅力に取り憑かれていくが、ついには、国家を欺く一大事業へと発展していく。欺す者と欺される者、謀略と暴力のるつぼの果てに待ち受ける運命とは?

「いまの詐欺のルーツはこの豊田商事の事件から来たという読み方ができます。完全詐欺マニュアルのようなものがあって、それがパーフェクトに練り上げられていたもののDNAを継ぐ、そういう男たちの話です。この本を読んで、投資詐欺とか、とにかくいろんな種類の詐欺が出てきます。詐欺に対する抵抗が付くかもしれません」と中瀬は解説した。

垣花正 あなたとハッピー!
FM93AM1242 ニッポン放送 月-木 8:00-11:30

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