本人も驚愕! 革命的映像体験がもたらした“ウィル・スミスVSウィル・スミス”

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第712回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

 

今回は、10月25日公開の『ジェミニマン』を掘り起こします。

23歳の自分自身に出会ったら、どうする?

伝説のスナイパーであり、ベテラン暗殺者のヘンリーは、政府から依頼されたミッションを遂行中に何者かに襲撃される。神出鬼没で自分の動きのすべてを把握している暗殺者に翻弄されるヘンリーだったが、やがてその正体が秘密裏に作られた“若いころの自分自身”のクローンだという、衝撃の事実にたどり着く。

同じころ、ヘンリーの監視役として潜入捜査を行っていたアメリカ国防情報局のダニーも、暗殺者の正体を突き止める。謎の組織“ジェミニ”の陰謀に立ち向かうことになった2人は、謎の核心に迫って行くが…。

常にハリウッドのトップを走り続け、最近では『アラジン』実写版でのジーニー役も記憶に新しいウィル・スミス。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などで2度のアカデミー賞に輝く巨匠、アン・リー監督。そして製作に、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを始め、世界的大ヒット作を手がけたジェリー・ブラッカイマー。

ハリウッドを代表する3人のヒットメーカーが、初タッグを組んだ近未来アクションエンターテインメント『ジェミニマン』が、ついに日本公開。120フレーム撮影や最新の3D技術を駆使し、“誰も見たことがない未知の映像体験”を実現させました。

驚くべきは、主演のウィル・スミスが“史上最強のスナイパー”ヘンリーと、“23歳のクローン”ジュニアの2役を演じているということ。現在の風貌のウィル・スミスと30年前のウィル・スミスが、ひとつのスクリーンのなかで“共演”しているのです。

スクリーンに映し出されるジュニアの姿は、若返りの映像技術を使ったわけでもなければ顔を入れ替えたわけでもありません。ジュニアが流す涙、彼が放つパンチ、苦悶の表情…。ウィル・スミスの演技をパフォーマンス・キャプチャーして、そのままCGに反映させ、100%デジタルで作り上げているのです。

完成した映像を初めて観たとき、ウィル自身も動揺が隠せなかったとか。

「いまの自分と若かりしころの自分が同じ画面におさまっていることに驚いたよ。そして、テクノロジーの凄さに心を射抜かれた。僕が知る限り、こんな風にしてできた100%CGの人間は初めてじゃないかな」と、その驚きを語っています。

スペクタクルなバイクチェイスや激しい銃撃戦など、スリリングなアクションシーンでは、まるで観客のすぐ目の前で繰り広げられているような“究極の没入感”が味わえる本作。ど迫力のアクションエンターテインメントである一方で、クローンをテーマにした奥深い“問いかけ”が込められているのも見逃せません。

この視覚的ストーリーテリングとも言うべき映像の進化は、もはや革命です。

『ジェミニマン』

2019年10月25日(金)から全国ロードショー
監督:アン・リー
脚本:デイヴィッド・ベニオフ、ビリー・レイ、ダーレン・レムケ
出演:ウィル・スミス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、クライヴ・オーウェン、ベネディクト・ウォン
(C)2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト https://geminiman.jp/

八雲ふみね

映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

関連記事(外部サイト)