製作費90億円は壮大な無駄遣い?! 映画大国インドがまたトンデモ映画を作っちゃった!

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第713回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

 

今回は、10月25日から公開の『ロボット2.0』を掘り起こします。

インド映画の最終兵器“おじさんロボット”が日本に帰って来た!

インドの街からすべてのスマートフォンが消え、携帯業者や通信大臣がスマホに殺されるという謎の事件が発生。バシー博士と助手のニラーはスマホの行方を追ううちに、無数のスマホが合体し、巨大な怪鳥に変身していることを突き止める。

やがて、人々を襲いモンスター化した巨大怪鳥を目の当たりにしたバシー博士は、かつて封印した伝説のロボット“チッティ”を復活させることを決意。人類を守るためバージョン2.0として再起動したチッティは、予測不能なバトルを繰り広げ、インド全土を巻き込んで行く…。

2010年にインド史上最高の興行収入を叩き出し、日本でも大ヒットした映画『ロボット』。

バシー博士が10年の歳月をかけて開発した、自分と姿かたちが全く同じの高性能ロボット“チッティ”の大暴走劇を描いた超ド級のエンターテインメント作品で、「ワケわからんが面白い!」と日本でも大ヒットを記録しました。

その続編となる『ロボット2.0』が、いよいよ日本に上陸。世界最強のおじさんロボット“チッティ”が、まさかの復活です!

とにもかくにもVFXシーンがド派手で、ストーリーも予測不可能な展開でスクリーンから1秒たりとも目が離せない本作。製作費は何と、日本円で90億。日本でも社会現象となった『バーフバリ』の前編後編を合わせた73.5億円をはるかに上回り、インド映画史上最大の製作費を投じて完成させました。

また衣装デザイン、シャンカル監督がこだわり抜いたVFXシーンは、ハリウッド超大作を手がけた精鋭スタッフが集結。インド映画の枠をはるかに超えた、全世界の映画でも類を見ないスケールの映画となりました。

バシー博士とチッティの2役を演じるのは、インド映画界が世界に誇る国民的スーパースター、ラジニカーント。『ムトゥ 踊るマハラジャ』で知られるラジニカーントも、御歳68歳。ダンスのキレも絶好調で、観客を驚愕の作品世界へと誘います。

そしてバシー博士の宿敵となるスマホロボットに扮するのは、『パッドマン 5億人の女性を救った男』主演のアクシャイ・クマール。スクリーンから1秒たりとも目が離せない仰天の世界観と予測不能な展開の“トンデモ映画”ながらも、見せるトコロはちゃんと見せる。さすが名優! と唸らずにはいられない、2大スターの競演も大きな見どころ。

リアリティも説得力も度外視して、ひたすらやりたいコトを盛り込んだ世界観に、観客は文字どおり“観たことがない”衝撃に打ちひしがれること間違いなし。“くだらない”けど、面白い! これが、本作への最高の褒め言葉です。

『ロボット2.0』

2019年10月25日(金)から全国ロードショー
監督・脚本:シャンカル
音楽:A.R.ラフマーン
VFX:レガシー・エフェクツ
衣裳デザイン:メアリー・E・ヴォクト
出演:ラジニカーント、アクシャイ・クマール、エイミー・ジャクソン
(C)2018 Lyca Productions. All rights reserved.
公式サイト https://robot2-0.com/

八雲ふみね

映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

関連記事(外部サイト)