『おまえも死ぬぞ』に込められた深い意味

10月24日のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」では、今話題となっている書籍を紹介した。

新潮社出版部部長・中瀬ゆかり

この日の番組に生出演した、新潮社出版部部長・中瀬ゆかりが紹介した注目の書籍は『お寺の掲示板』(江田智昭・著/新潮社)。

江田氏は、浄土真宗本願寺派の僧侶であり公益財団法人「仏教伝道協会」に勤務。全国各地のお寺には、仏さまや各宗祖の教え、寺院のお知らせなど伝える掲示板があるが、江田氏はそこに書かれた標語について、ユニークさや反響を考慮に入れながら賞を決める、「輝け!お寺の掲示板大賞」を昨年2018年に発案。

この「掲示板大賞」がSNSを中心に話題を集め、また新聞や「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)などで取り上げられ拡散。そしてこの9月に『お寺の掲示板』として待望の書籍化。

『お寺の掲示板』(江田智昭・著/新潮社)- amazonより

グサッと心に刺さる標語の傑作をセレクトしているが、難しい仏教用語は一切なし。お坊さんたちが考えに考え抜いた、生き方や人間関係のヒントがある。

どんな「言葉」が載っているのか—

【おまえも死ぬぞ】

これは「輝け!お寺の掲示板大賞2018」で大賞になった作品。SNSで大きな反響をよび、それまでまったく無名だった同賞を世に広く知らしめた。

この「言葉」について中瀬は次のようにコメント。

「要は、生まれたものが死なないということはありえない、ということなんです。我々は死というものを自分から遠ざけて考えがちなんですが、生の裏にかならず死はあります。生を大切にしよう、と思えるわけですよね」

【人の悪口はうそでも面白いが自分の悪口はほんとでも腹がたつ】

他人の愚かさや欠点をあげつらって揶揄するのはどこか楽しいものだけど、自分のことを悪く言われると許せない。人間はだれしも自己中心的であり、自分の愚かさを受けれることは難しい、という意味。

【今、いのちがあなたを生きている】

命は誰のものでもなく、わたしの所有物でもない。自分が自分のものではない、ということなので、いのちを含めたさまざまなものを自分のものとしてしまうのは誤っている、ということ。

中瀬ゆかり、那須恵理子アナウンサー、垣花正アナウンサー

このように、ハッとしてグサッと刺さる「言葉」が満載の一冊だ。

垣花正 あなたとハッピー!
FM93AM1242 ニッポン放送 月-木 8:00-11:30

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