二階堂ふみ × 伊藤沙莉 困ったアイツがツキイチでやって来る!

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第720回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

 

今回は、11月8日から公開の『生理ちゃん』を掘り起こします。

共感度No.1コミックが、まさかの実写映画化!

1ヵ月に1度、女性たちの元にやって来る生理。“第3の生理用品”として注目される月経カップや、ナプキンを必要としない生理パンツといった新たなグッズが話題となったり、月経前後のPMS(月経前症候群)をはじめとした女性のココロとカラダの関係性がメディアで取り上げられたりと、そのワードを目にする機会が、近年は増加傾向にあります。

しかし症状や置かれている環境には個人差があり、たとえ女性同士でも理解し合えない部分があるのも事実。ましてや男性からすると…。未知なる現象の極みかもしれませんね。

そんな女性の生理を擬人化し、第23回手塚治虫文化賞<短編賞>を受賞した、小山健による大ヒットコミックが、まさかの実写映画となりました。

女性ファッション誌の編集部でバリバリ働く米田青子。クリスマスイブのこの日も、締め切りに追われ、慌ただしく働いていた。急な仕事が舞い込み、廊下を歩きながら彼氏の久保にデートのキャンセル電話をしていると…。そこに現れたのは、ピンクの物体。生理ちゃんだ。

一方、人生を半ば諦めた山本りほは、青子が働く編集部で清掃のアルバイトをしながら、SNSで毒のある投稿を続けていた。そんな彼女の元にも、生理ちゃんは容赦なくやって来て…。

女性たちと生理の関係性をコミカルに描いた本作で異彩を放つのが、やはり生理ちゃんなるキャラクター。ピンクのボディに真っ赤なリップという強烈なビジュアルで「来ちゃった」と呟く姿は、シュールそのもの。しかしストーリーを追ううちに、この生理ちゃんの存在が実写の世界に次第に馴染んで行き、不思議と可愛らしく見えて来るのです。

人によって生理ちゃんのサイズが違ったり、ムカつく相手には“生理パンチ”をお見舞いしたり…という描写も、女性ならば共感を覚えることでしょう。

生理ちゃんが来ると、ダルいし、イライラするし、お腹は痛いし、いいコトなんて何もない。でも悩んだときや苦しんだときも、気づけば生理ちゃんは自分のそばにいてくれて、小さな勇気をくれることもある…。

思わずクスッと笑ってしまうポップな世界観で、女性のみならず男性も楽しめる1作です。

『生理ちゃん』

2019年11月8日(金)からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督:品田俊介
原作:小山健「生理ちゃん」(ビームコミックス/KADOKAWA刊)
脚本:赤松新
音楽:河内結衣
主題歌:the peggies「する」(Epic Records Japan)
出演者:二階堂ふみ、伊藤沙莉、松風理咲、須藤蓮、狩野見恭兵、豊嶋花、信太昌之、藤原光博(リットン調査団)、中野公美子、鈴木晋介、広岡由里子、笠松伴助、小柳津林太郎、八木橋聡美、安藤美優、竹村仁志、田宮緑子、飯田愛美、岡田義徳
(C)吉本興業 (C)小山健/KADOKAWA
公式サイト https://seirichan.official-movie.com/

八雲ふみね

映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com

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