歴史ナビゲーター・れきしクン〜タイムスリップすることができる“ヘンテコ城めぐり”

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、歴史ナビゲーター・歴史作家のれきしクンが出演。著書にもある“ヘンテコ城めぐり”について語った。

柏書房『ヘンテコ城めぐり』著:長谷川ヨシテル(※画像はAmazonより)

黒木)今週のゲストは歴史ナビゲーターで歴史作家のれきしクンです。昨年(2019年)の12月に刊行されました『ヘンテコ城めぐり』。これはどんな本なのですか?

れきし)お城というと、天守閣や石垣を見たりすることがお城まわりだと思うのですが、歴史やお城を少し違った角度で見る。例えば広島城だと、天守が1回壊れてしまったのですが、その後、木造のなかをジェットコースターが走っていた時期があったのですよ。その写真もあります。「こんなお城の使われ方があったんだ」と思うと面白いですよ。あとは荒砥城が有名ですが、復元された、タイムスリップできるようなお城がいくつかあります。静岡県の高根城、茨城県の逆井城、愛知の足助城などです。復元されているお城です。

黒木)これが、そのヘンテコ城めぐり。

れきし)いままで注目されていなかったようなお城を、「タイムスリップする」という角度でめぐってみるのです。

黒木)なぜタイトルが「ヘンテコ」なのですか?

れきし)普通のお城の本は歴史が書かれていて、「こういう大名がいました」、「こういうお城の守り方です」というような、きっちりしたものが多いではないですか。もっとフランクに喋りたくなるような、例えばさっきの広島城などは「ジェットコースターがあったんだってよ」と、ちょっと喋りたくなるではないですか。そういうお話を盛り込んであります。

黒木)お城がヘンテコというわけではなくて、喋りがヘンテコということですか?

れきし)お城自体もヘンテコなものがあります。ぜひ、これを読んでいただいて、「ここ、おもしろそうだな」というお城にふらっと出かけていただきたいです。あとは現地のお酒やおいしいものを食べて。

黒木)どのようにして年代や名前などを頭に入れるのですか?

れきし)本で下調べをして、現地に行くことが大切だと思います。現地に行くと名前や年代、年号などが一気に入って来ます。あとは喋るお仕事をやらせていただいているので、家で喋ります。

黒木)それは鏡を見たりして?

れきし)うろうろしながら。セリフを覚えるときの感覚に近いかも知れません。

黒木)なるほど。これからどんな活動をしたいですか?

れきし)次世代の子たちに興味をもってもらえるとうれしいですね。よくファンレターを小学生の男の子からいただくのですよ。「いつも本を楽しく読んでます」「第2のれきしクンを目指します」などと書かれているのですが、もっと上を目指してほしいです。

黒木)「子どもたちにも伝えたい」という夢もあるのですか?

れきし)あります。歴史好きになってから気づいたのですが、古文書や昔の資料など、解読できていないものがかなりあるのですよ。それは次にやる人がいないとできません。僕は古文書を読めないので、読める次世代の方が出て来てくれたら、また新しい発見があるではないですか。

黒木)いやいや、まだまだ。れきしクンが古文書を読めるように勉強すればいいのですよ。

れきし)トライしているのですが、相当難しいですね。漢文古文もできなくてはいけないのですよ。やっておけばよかったと思って。

黒木)いまからでも遅くないですよ。

れきし)確かにそうだ。まだ次世代に任せてはいけない。

ニッポン放送「あさナビ」

れきしクン(長谷川ヨシテル)/歴史ナビゲーター・歴史作家

■1986年生まれ。埼玉県出身。本名:長谷川ヨシテル
■大学卒業後、ワタナベコメディスクールに入学。漫才師としてデビュー。
■解散後、「歴史好き」であることから、歴史ナビゲーター・歴史作家として活動。
■歴史に関するクイズ番組で優勝するなど、豊富な知識を有する。
■現在は、日本全国でのイベントや講演会、また歴史に関する番組・演劇の作家や歴史ゲームのリサーチャーも務めるなど、芸人として培った経験を生かし、明るくわかりやすいトークで歴史の魅力を伝えている。
■中高地理歴史教員免許・歴史能力検定2級(日本史)・日本城郭検定準1級を所持。
■著書に『ポンコツ武将列伝』『あの方を斬ったの…それがしです』など。

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