ギネス世界記録! 1m超のデカすぎるかりんとうに圧巻

黒光りした巨大な物体に、取材陣も思わず息を呑む──。「東京カリント70周年 世界最大のかりんとうお披露目記者発表会」が10日、東京カリント本社にて開催され、長さ1メートル超の「特大かりんとう」がお目見えした。

先日創立70周年を迎えた、製菓会社「東京カリント」。その記念の一環として挑戦したのは、世界で最も大きいかりんとうを作ること。この日の発表会では、ギネス世界記録に挑戦した結果を発表した。

東京カリント代表取締役の西村光示氏によると、同企画はある社員の発案から始まった。新型コロナウイルスが猛威を振るっていた当時、西村氏は「お祭り騒ぎは不謹慎では」と否定的だったが、多くの社員の熱意に動かされ、企画をスタートさせたという。

発表会中盤には、いよいよギネス世界記録への挑戦結果の発表があった。公式認定員が「最大のかりんとうとして認定いたします」と伝えると、会場には拍手が起きた。そのサイズは長さ1メートル52ミリ、重さは6.38kg。会場には、ほぼ同サイズのかりんとうが用意され、西村氏がベールを外すとその堂々たる大きさに来場者は目を丸くした。

本プロジェクトの制作プロデューサーを務めた生産本部長の西村圭史氏は「挑戦にあたりどこまで大きなかりんとうができるかは。不安でしかなかった」と話す。創立70周年にちなみ70センチのサイズを目指したが、当初は40センチ程度がやっと。職人らからも「無謀な挑戦だ」と非難されたこともあったという。

それでも本番の10月までに試行錯誤を重ね、締め切りギリギリで完成させた。直径10センチ超の中身の詰まった生地に火を通すのは至難の業で、折れないように職人が手作業で慎重に扱ったとか。「当初反対していた職人や周りの職員が、段々と意見やアイデアを出し合って創意工夫し、最後は一丸となって頑張った」と西村氏は振り返った。

発表会後半には、東京カリント70周年を記念したもうひとつの企画「かりんとう、70の『実は!』」で、社内公募したかりんとうの食べ方を、営業開発本部長の熊本徹也氏が紹介した。「ハンバーグのつなぎに使う」「麩(ふ)の代わりにスキヤキに入れる」「卵かけご飯にまぶす」など驚くものばかり。実際に食した熊本氏が味の良さを保証した。

最後には再び西村氏が登壇。「菓子業界にいると、チョコレートやビスケット、スナックなどの洋菓子に(かりんとうは)押されがちです。我々は日本の多質な食文化を守り、進化・発展をしていきたい」とあいさつし、発表会は終了した。

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