自動車事故の撲滅で人は若返る…デンソーの考える未来

誰もが輝ける未来を──。自動車部品メーカーのデンソーは東京・有明の東京ビッグサイトで催された「第46回東京モーターショー2019」(開催期間:10月24日〜11月4日)で、高齢化などで変わりゆく社会に標準を合わせた展示を行った。

高齢者の交通事故や免許返納などが多く報道される昨今、デンソーは「未来のモビリティ社会を創る実現力」をテーマに、「セーフティソリューション」「エネルギーソリューション」「コネクティッドソリューション」の3つの分野を中心に展示した。

セーフティソリューションのゾーンでは「月明かり程度の明るさ」を再現し、その中でデンソー製の画像センサーやミリ波レーダーの性能を来場者に広くアピール。エネルギーソリューションのゾーンは鍵となる電動化について視覚的に説明。コネクティッドソリューションではコネクティッドモックカー「DENSO URBAN MOVES」を展示し、未来の暮らしの変化を体験できる。

「人や社会を若返らせたい」と同社の取締役社長・有馬浩二氏。24日のプレスカンファレンスで有馬氏は「加齢や体調などによる運転中の影響を少しでも解消し、多くの人が安心して移動を楽しめる。それにより人が若返り元気になる。全ての人に笑顔あふれる社会を届けることがデンソーの使命」と話す。

カンファレンスでは、今年4月に、電動化駆動モジュールの開発・販売を担う新会社「BluE Nexus(ブルーイーネクサス)」をアイシン精機と設立したことや、2020年4月にトヨタ自動車と共同で車載半導体の研究・先行開発を行う新会社を設立することなどを有馬氏が説明。他社の知見も取り入れて、広い視野での開発・商品化への取り組みをアピールした。

また、環境問題やエネルギー問題の対策にも言及。再生可能エネルギーとして水素エネルギーを利用拡大に注力すること、得意とする車両全体のエネルギーマネジメントの効率化にさらに磨きをかけることを宣言した。

「人が生み出す実現力で、世界の人々の暮らしをもっと元気に、もっと楽しくしていきたい」と最後に有馬氏は報道陣に伝えた。ドライブレコーダーの売り上げが“爆伸び”するほど社会問題化する交通事故の「光明」となるか。デンソーの今後に注目だ。

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