RADWIMPS・野田洋次郎、緊急事態宣言への持論を展開して議論白熱

RADWIMPS・野田洋次郎、緊急事態宣言への持論を展開して議論白熱

RADWIMPS・野田洋次郎、緊急事態宣言への持論を展開して議論白熱

 RADWIMPSのボーカル・野田洋次郎が4月23日に自身のツイッターアカウントを更新。3度目の緊急事態宣言をめぐる「正直な気持ち」を綴っている。

 野田がツイッターを更新した同日午前1時の時点において、政府はコロナの感染拡大が続く東京都や大阪府を含めた1都3府県に対し、3度目の緊急事態宣言を発出する方針を固めていた。

 そうした状況のなか、野田は「個人的な、正直な気持ちです」と書き出し、今回の緊急事態宣言に対する率直な思いを綴った長文を画像でアップ。「ここ1年間の考察や反省や説明が何もない状態で3回目の緊急事態宣言なんて聞く気になれねぇという気持ちにどこかなる」と冒頭から不満を口にし、およそ1年前に発出された1度目の緊急事態宣言についての総括や分析が不十分であると指摘している。

 また、「ウイルスの封じ込めに成功した国となぜここまで差がついたのか、説明もない。明確な数値目標もない。ワクチン接種率も明らかに他の先進国から遅れを取ったのにそこに対する説明もない。変異株など常に見えない敵と戦っているのは承知の上で行き当たりばったりの政策のように感じ気が滅入る」とし、他国と比べて日本のコロナ対策に物足りなさを感じているようだ。

 さらに野田自身も身を置く音楽業界やエンタメ界隈では、大規模なイベントの実施が困難となり、コロナ禍による経済的ダメージは非常に大きなものとなった。この点に関しても、野田は「少しでも規模にあった補償の見直しはこの一年の間に果たせなかったのか。やれることをやった果ての緊急事態宣言なのか疑問」と言及。最後には「僕自身何が正解かなんてわかりません。『正しさ』が日々変化し続ける状況の中、共に考え前に進んでいきたいと強く思います。疑問を放置せず、この困難を共に生き抜きたいと願っています」と締め、未曾有のコロナ禍における葛藤を嘆いている。

「100万人以上のフォロワーを抱え、影響力があり、コロナ禍で甚大な経済的煽りを受けたエンタメ界で活動してきた野田が発信した『正直な気持ち』。すぐさま各方面へと拡散され、6万を超える“いいね”が集まると、そのメッセージ内容についても『ほんと共感します』『洋次郎さん、声を上げてくれてありがとう』『朝イチでこれ読んで涙があふれた。同じ気持ちの方多いはず』『今が踏ん張りどころなんて確かに何回聞いたんだろ』などと共鳴する声が殺到しています。しかし、一方では『結局のところ、私たち自身がどうするかの問題』『補償を求める気持ちはわかる。しかし、当然収束したら大きな増税になることも国民は理解し覚悟する必要がある』との指摘も出ており、『聞きたくなければ聞かなきゃいい。観客集めてライブでも何でも自己責任でやったらいい』『言いたいことはわかります。ただ、だからと言って緊急事態宣言を守らない人がいれば、もっと酷いことになるのはわかりきっています』といった様々な意見が飛び交いました」(テレビ誌ライター)

 野田はまた「日々の感染者数、重症者数、死者数も大事だけど」としながら、「失業者数、倒産件数、自殺者数、例年の平均死者数との比較などすべて見てはじめて自分たちが対峙しているものの正体がわかる気がします」と、感染症による直接的な被害者だけでなく、自粛要請などで生じる副次的な犠牲についても目を向けるべきだと主張した。

 この野田による訴えは多くの共鳴者を得ると同時に、改めてコロナ禍があらゆる場面で大きな爪痕を残していることを再考させられるものとなったと言えるだろう。

(木村慎吾)

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