伏線多すぎの「あなたの番です」は、7月からは怒涛の回収が始まる!?

伏線多すぎの「あなたの番です」は、7月からは怒涛の回収が始まる!?

伏線多すぎの「あなたの番です」は、7月からは怒涛の回収が始まる!?

 連続殺人をテーマに据えた田中圭&原田知世W主演のサスペンスドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)の最新回で、驚きの場面が映し出された。6月2日放送の第8話ではラストシーンにて、初登場の銀行員が口から噴水のように吐血しながら憤死。その様は殺人というよりは怪死であり、視聴者からは「もはやデスノートだ!」との声まで出る始末だ。

 これまでの殺人では犯人は不明ながら、どうやって殺されたのかはほとんどの場合、明らかにされてきた。しかし、今回は肝心の殺し方すら分からない有様。ネット上では毒殺との見方も強く、次回放送で明かされる可能性も高いが、謎は深まるばかりだ。そんな混迷深まる本作について、こんな疑念が広まっているという。

「2クール(半年間)にわたって放送される本作ですが、膨らみまくる伏線に視聴者の頭はすでにパンク寸前。ネット上では連続殺人事件の考察が流行っているものの、そもそも『毎週、死にます。』がキャッチフレーズなので、今後も犠牲者が増え続けて収拾がつかなくなるのは目に見えています。そこで噂されるのが“前後半制”という構成。つまり4月期の“前半”には殺人事件を描写し続け、7月期の“後半”にはその謎解きを行っていくというものです。この仕組みなら後半になっても毎回、前半での殺人事件をあらためて描写するので、『毎週、死にます。』のルールを逸脱しないとすることも可能でしょう」(テレビ誌ライター)

 ここで参考になるのが、かつて人気を博した推理ドラマの「古畑任三郎シリーズ」(フジテレビ系)だというのだ。同作はあらかじめ犯行現場を視聴者に提示し、古畑警部補がどうやって解決していくのかを楽しむスタイル。かつてはアメリカドラマ「刑事コロンボ」でもおなじみだった“倒叙物”という手法になっている。

「この『あなたの番です』では古畑任三郎シリーズほどには犯行現場を精緻には描写していないものの、視聴者には〈〈謎解きを観たい〉〉という欲求が高まっています。そこでシリーズ前半で繰り広げられた殺人劇を、後半では謎解き形式でなぞっていく可能性が考えられるのです。そうすれば、1話ごとに複雑に絡み合っていく伏線が、今度は1話ごとにほどけていくことになり、そのカタルシスは相当なものになるでしょう。その場合、後半を観ればどんな殺人事件があったのかが丸わかりになるので、7月からの後半からでも全然、乗り遅れないという理屈にもなります」(前出・テレビ誌ライター)

 本作では竹中直人や袴田吉彦といった主演級の俳優も数多く出演。彼らが殺人事件の犠牲者になってフェイドアウトしていくことに驚く視聴者も少なくない。それが前後半制であれば、後半にも再び出番があるわけで、大物を起用した甲斐もあるというもの。どうやら「あなたの番です」は、回を追うごとに満足度が高まる仕掛けなのかもしれない。

(白根麻子)

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