「怖いのは編集」山里亮太が聞かされた「恋愛リアリティー番組」の暗部

「怖いのは編集」山里亮太が聞かされた「恋愛リアリティー番組」の暗部

「怖いのは編集」山里亮太が聞かされた「恋愛リアリティー番組」の暗部

 南海キャンディーズの山里亮太がパートナーを務めるTBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」に5月26日、映画評論家の町山智浩氏がコーナー出演。山里がスタジオメンバーを務める「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラー木村花さんが亡くなったことを受け、恋愛リアリティー番組の問題点について言及した。

 町山氏は「アメリカでも『テラスハウス』問題が記事になっている」と切り出し、全世界で恋愛リアリティー番組の出演者が40人くらい自死しているという現実を報告。日本だけでなく世界的な問題になっているとし、イギリスで放送された番組では、「5、6年放送している間に4人の自殺者が出ている」と明かし、番組側は事件が起きるたびにさまざまな対応をとり、精神科医によるアフターケアも行っているとした。「撮影中に自死が起こることはなくて、しばらくたってからなんですね。SNSで攻撃をされているうちに精神状態がおかしくなってしまうので、セラピストがついてサポートしてたんですけども、防ぎきれなかった」と対応の難しさを語った。

 さらに、リアリティーショーの内部告発をした番組を例にとり、「現場でシナリオはないんだけれど、撮った映像を使ってシナリオを構成することができるんですよ。ムッとしているところをアップにしてすごく怒っているようにしたり。悪役を演じてしまう人というのが必ずいる。それをすごく強調して出される」「出来上がった映像を使って演出される怖さ。簡単に人を憎ませることができる。編集って怖いよ、リアリティーといいながら」とリアリティー番組でなされているという演出への警鐘を鳴らした。

「『テラスハウス』でも、木村さんが大切にしていたユニフォームを洗ってしまったメンバーへ強い言葉を浴びせたという出来事を機に、バッシングが酷くなっていきました。町山氏の言うように木村さんが“悪役”に見えてしまった視聴者も多かったのかもしれません。山里は“世界でこういう話があると聞いて、対応がどうなっていったのか、僕は分からないことなので、あらためて町山さんに伺えればと思っていた”と言葉少なに感想を述べました。山里は、木村さんが亡くなった翌日にツイッターを更新し、『今、現実を受け止めて、なぜ画面の中で力強く立ち振る舞っているその姿の裏にある苦悩に気づけなかったのか、何かできることはなかったのかと強く感じています』と追悼の投稿をしました。町山氏よりリアリティー番組のはらむ危険性を以前から聞いていたにもかかわらず、防ぐことのできなかった木村さんの死について、山里は人一倍、悔やむ思いがあるのでしょう。リスナーの中には《テラハをさんざんネタにしていたのに今さら?》《何、この他人事感?》といった手厳しいコメントもありましたが、出演者をサポートすべきは番組側であって、スタジオ出演者の山里を叩くのは筋違いというものでしょう」(芸能記者)

 今はただただ、木村さんの冥福を祈るばかりだ。

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