THE SPELLBOUND、“可能性は未知数”ライブバンドとして挑戦する2022年「一緒に成長過程を見届けて」

THE SPELLBOUND、“可能性は未知数”ライブバンドとして挑戦する2022年「一緒に成長過程を見届けて」

BOOM BOOM SATELLITESとして国内外で高い評価を受け、バンドの活動終了後はサウンドプロデューサーとしても活躍する中野雅之さん。そして、オルタナティブロックバンド・THE NOVEMBERSのフロントマン・ソングライターであり、サポートギタリストなどの活動も行う小林祐介さん。そんなお二人が新しく立ち上げたバンドが、THE SPELLBOUNDです。

2021年1月より5ヶ月連続でデジタルシングルをリリースし、同年の7月には初ライブを敢行するなど、精力的に活動しています。2022年2月23日には、満を持してファーストアルバム『THE SPELLBOUND』をリリースしました。

今回は、そんなTHE SPELLBOUNDのお二人に、ファーストアルバムの制作秘話や、バンド活動を経て深まった関係性、今年7月に開催予定のツアーへの意気込みなど、様々なことについて伺いました。 ーーファーストアルバム『THE SPELLBOUND』のリリース、おめでとうございます!ファンの方々からの反響も届いていると思います。さまざまな感想に、どんなお気持ちでしょうか? 中野雅之さん(以下、中野):ファンの反響はとても大きくて嬉しい気持ちでいっぱいです。生活に寄り添ってくれる音楽だという感想を多く頂きました。その点もとても嬉しかったです。制作期間が長かったのでようやくトンネルを抜けでたような気持ちです。

小林祐介さん(以下、小林):これまで支えてもらったファンへの感謝や達成感、作品を通じてのこれからの新しい出会いに対する期待感などたくさんの思いが溢れています。ファンの声から、パッケージも含め自分たちのこだわりや想いごと楽しんでもらえたという実感を得られてとても嬉しいです。世の中に出せたことでいっそう大切な作品になりました。 ーーバンド名を冠したタイトルにした意図、込められた思いなどありましたら、お聞かせください。 中野:予め何を作るのか、どのような音楽なのかを決めずに日々手探りで音楽の断片を手繰りよせて作ったので、結果として純度の高い結晶のような作品が生まれました。その為、バンド名をアルバムタイトルにするのが相応しいだろうという事になりました。 ーー中野さんの楽曲には英詞がのるイメージが強いですが、今回のアルバムは全曲を通して日本語歌詞になっています。クレジットも「Lyric & Music THE SPELLBOUND」で統一されており、お二人で制作されたと思いますが、英詞を起用しなかった理由、または日本語歌詞にした理由などはありますか? 中野:いつか本気で日本語詞に真剣に取り組んでみたいと長年思っていました。小林君をボーカリストに選んだ理由の一つに、美しい日本語を紡ぐ人という印象が強くあったからです。英語詞と日本語詞のミックスも敢えて排除しています。シンプルで美しい日本語とサウンドのテクスチャーの組み合わせで日本語のポップ・ミュージックの可能性を広げる事が出来たのではないかと感じています。

小林:より自然に、自分たちの届けたい思いや表現をふさわしい形で詞にできると思ったからです。音楽に導かれて自然と口にした言葉にたまたまメロディがついているような、リスナーにそっと話しかけたり手渡しするような歌詞を作ることができました。 ーー今回のアルバムは「はじまり」で幕を開け、「おやすみ」で結ばれています。この構成は、どの段階で練られたものなのでしょうか? 中野:最後の最後、全部曲が出揃った時に初めて考えました。このように自然にアルバムのストーリーが組み上がった事に大変興奮しました。生命の営みそのもののように感じます。

小林:「はじまり」はTHE SPELLBOUNDのデビューシングルで、「おやすみ」はライブの締め括りに演奏することが多い曲ですが、そういったこれまでの経緯も自然と曲に対する想いを形作っていったのではないかと思います。アルバムの構成・曲順は“これ以外はない”と思えるくらいドラマチックなストーリーを感じ、長い間別の世界を旅してきたかのような気持ちになりました。 ーーTHE SPELLBOUNDの結成の経緯として、中野さんがTwitterでボーカル募集を行った結果、1番最初にDMで立候補されたのが小林さんだったということですが、多数の応募者の中で、中野さんが小林さんを選んだ決め手は何だったのでしょうか? 中野:一言で言えば勘です。勿論、THE NOVEMBERSの音楽と歌詞は大好きでした。久しぶりに小林君と会って、小林君の言葉使いや所作など何か共通の価値観を感じました。最初はテスト期間としてスタートさせましたが同時に一緒に音楽を作るには未完の部分も多いなとも感じました。もし一緒に作るなら産みの苦しみがあるだろうし、足りない物を獲得して埋め合わせていくには時間も労力も掛かるかも知れないけど、その先を見てみたいと思って覚悟を決めたタイミングがありました。 ーー小林さんは、過去に“中野さんの音楽が始まるわくわく感と、自分の衝動的な使命感で立候補した”と語られていますが、中野さんの音楽のどのようなところに、特に魅力を感じますか? 小林:音楽に限らず、生きる姿勢をリスペクトしています。大事なものを心から大事にすること。決して現実から目を背けず、かつ理想を失わない揺るがなさ。成熟した大人の眼差しの中に子供のようにまっさらな“感動”への渇望があること。そんな彼の人間性や生き様はそのまま作品に表れていて、沢山の人を幸せにしてきました。僕もその一人です。同じ目線で音楽を作っていきたいです。 ーー楽曲制作やアルバムリリース、ライブなど、約2年の活動を経て、お二人の関係性に変化はありましたか? 中野:苦労した甲斐があって、信頼感と感謝が生まれました。この先も高みを目指してより良い関係性を育んでいけたらと思います。

小林:たくさんの時間を一緒に過ごしていろんな話をしてきました。制作やライブでの苦楽を共にしてきたこともあり、信頼感や絆が生まれたと思います。尊敬する先輩・師匠のような存在でありながら、友人としての親しみも感じています。 ーーお二人が楽曲制作を共にするようになって、お互いに影響を受けたことはありますか? 中野:言葉にするのは難しいですが日々様々な面において影響を受けていると感じています。何より小林君が音楽制作に喜びと驚きと感動を与えてくれるので、それは僕にとって何にも代え難い事です。

小林:たくさん影響を受けました。どういうことを考えて、どういう生き方をしているか、どう生きたいかがそのまま音楽に出るということ。より毎日を楽しんで、一生懸命生きてみたいと思うようになりました。 ーー2月26日には、『THE SPELLBOUND the first album launching special live』も行われました。リリース後、初となるライブでしたが、どのような感想をお持ちでしょうか? 中野:3回目のワンマンにしてすっかりバンドになったなと、とても誇らしい気持ちになれました。アルバムを収録曲順どおりに演奏する日だったのですが、アルバムの良さも再確認できました。またアンコールで演奏した「DRESS LIKE AN ANGEL」のカバーの小林君のボーカルパフォーマンスに驚きました。凄い人だなと改めて思いました。

小林:THE SPELLBOUNDでライブをするたびに、同じ空間で音楽体験を共有することの素晴らしさや尊さを改めて噛み締めてきました。今回アルバムを完成させてリリースしたことで、よりファンの方々とTHE SPELLBOUNDの音楽を共有している実感が増しましたし、ステージ上の我々もバンドとしての一体感がグンと上がったように思います。ファンとの絆もバンドの絆も、いっそう大事に育んでいきたいです。 ーーまた、今年7月にファーストツアーが開催されることも発表されました。ツアーに懸ける意気込みや思いなど、お聞かせください。 中野:より成長して可能性とパフォーマンスを拡張して行きたいですし、このバンドの成長過程をファンと共有していけたらと思っています。

小林:バンドとして初めて行く土地でのあらゆる出会いを楽しみにしています。ライブバンドとしてもいっそう充実し高め合い、自分たちとファンそれぞれの最高を毎回更新していきたいです。 ーーTHE SPELLBOUNDとして、今後の展望や挑戦したいことはありますか? 中野:とにかく地道にライブで伝えていく事。良い作品を作り続ける事です。

小林:より良い音楽を作ること、より良いライブをすること。それをよりたくさんの人に届けていきたいです。 ーー最後に、ファンの皆様にメッセージをお願いします。 中野:まだ生まれたばかりのバンドで、可能性は未知数のバンドです。一緒に成長過程を見届けてください。そしてモノ凄い質量感のライブバンドになりつつあるので、是非一度体験してみてください。ライブ会場でお会いしましょう!

小林:4本のライブとファーストアルバムリリースを経て、これからどんな風にTHE SPELLBOUNDが拡張されていくのか、どんなことを起こせるのか僕たちはワクワクしています。2022年のTHE SPELLBOUNDをお楽しみに!

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