これまで紹介したジャケットのなかでも上位に入るデザイン〜オール・アバウト・イヴ『スカーレット・アンド・アザー・ストーリーズ』〜平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)連載

音楽と絵画を愛するお笑い芸人・平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)が美術館の館長となり、自身が所持する数々のCDジャケットのなかから絵画的に見て優れているもの、時に珍しいものをご紹介する連載。


第61回:これまで紹介したジャケットのなかでも上位に入るデザイン


今回ご紹介するのはこちら。

オール・アバウト・イヴ『スカーレット・アンド・アザー・ストーリーズ』(1989年)

さまざまな音楽雑誌の特集でプログレッシブロック、トラッドフォークの名盤として必ずと言っていいほど紹介されているような気がするオール・アバウト・イヴ。紅一点の歌姫ジュリアンヌ・リーガンを中心に、同ジャンルにおける女性ボーカルものの先駆者でもあるフェアポート・コンヴェンションやケイト・ブッシュあたりの養分を吸収し人気を博したイギリスのバンドである。

プログレッシブロックと紹介されることもありながら、メロディも構成もどちらかというと普遍的なロックのわかりやすさがあり、なおかついかにもイギリスのバンドらしい陰鬱さと幻想性を含んでいるので、ただBGMとして部屋で流すだけでもアンニュイな空気に浸りたいときなどは最適である。特にその湿り気のあるサウンドは雨の日と相性がいい。(次ページへ)

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