【掟ポルシェの食尽族】第7回:NO MORE おせち料理

自称「食べもののことになると人格が変わる」ほど食に執心する“食尽族”でミュージシャンの掟ポルシェ(ロマンポルシェ。、ド・ロドロシテル)が、実際に食べてみて感動するほど美味しかったものや、はたまた頭にくるほどマズかったもの、食にまつわるエピソードについて綴る連載。読んで味わうグルメコラムがここに!


第7回 :NO MORE おせち料理


子どもの頃からおせち料理を食べた記憶がほぼない

 ♪もう! いくつ寝ると! お正月! ヘイ!(裸+股間注連縄の正装で正月休み宣言済みのコンビニイートインから追い出されながら)
 というわけで時節柄、今回はあのお話を。そう、おせち料理ですね! この連載読んでくれてる方はもうおわかりかと思います! ハイ、もちろん食べません! 甘じょっぱい煮物とかお重に何段重ねでギッチギチに詰められてんでしょ? うえええ〜〜味覚前時代的すぎ! ゲロゲロなんですけど! 反・甘じょっぱいの旗手である私としましては、これ一体何食えばいいの? ぐらいの感じだということは予想がついたかと存じます。しかし、それだけではない。実は子どもの頃から、ほぼおせち料理らしきものを食べた記憶がないのです。
 北海道出身なんですが、調べてみると北海道ではおせち料理を食べる風習自体希薄だそうで、そういう人は結構いるみたいです。小学生の頃、「おせちもいいけどカレーもね」なんてCMでキャンディーズが言ってんの見たけど、そういえばウチ、おせち料理って食べてないよね?と実家の母親に聞いてみましたところ、「お前が生まれる前までは何遍か作ったことあったけど、あんまり美味くないし誰も食べないんでやめた」と堂々のおせち廃止宣言。さすがは伝統をあまり重んじないことでおなじみの北海道民。合理的です。なんか大晦日から手巻き寿司とか鶏の唐揚げとか家族が好きなもんだけ作って食ってた記憶しかありません。正月3が日はその残りものとか食ってました。すんません、北海道、常識がなくて。

 大体あの、おせち料理ってやつは、一個一個の料理に意味があるものじゃないですか。しかし現代でその意味は喪失したも同然なわけですよね? 「田作り→カタクチイワシを畑に撒いたら作物よく育った→五穀豊穣を願う→いや、うち農家じゃねえし」、「伊達巻→巻物に似てるところから知識が増えるように→食べ物に願掛けてないで普通に勉強しろっつの」、「チョロギ→長寿を願う→日本人の平均寿命83歳→チ●ポ立たなくなってからの方が人生長いってお前それ地獄じゃねえかもう適度な年齢で死なせて頼むわ」……とまぁこんな感じで、その願いがなかなか叶わなかった時代の産物なわけです。縁起を担ぐことを第一義、味は二の次になってること自体、マジいらねえわと。大体チョロギとか便秘気味のクソを模した風の形状で、食う食わない以前に気持ち悪いっつのと。もういいでしょ、21世紀だし。黒豆とか知ってます? あれ、黒い豆ですよ? 豆とか食わなくてもね、人類生きていけますって! だから、豆、絶滅でよくない? 俺、豆はクリ●リスで十分派(年始に余計な下ネタ)。
 味の古いもの全般が苦手なんで、自分的には年1回でもいらないです。おせち料理って大昔から食われてたわけでしょ? 「弥生時代からあって、今の形になったのが江戸時代」? うっわ、古! 今の世の中、食事で健康長寿や子孫繁栄祈らなくてもいいわけだし……もう、正月はカレーとかでよくない? 確実にカレーのほうがおせち料理より美味しいし栄養ありそうで体にも良さそうだし。え? そういうわけにはいかない?(次ページへ)

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