元HKT48・兒玉遥、卒業後に性格が変わった!? ひとり旅マスターし「私、めっちゃ元気じゃん!」

毎日のように流れてくる、知らないアイドルの卒業発表ツイート。アイドルを辞めた女の子たちは今どこで何をしているんだろう?

HKT48の元祖エースである兒玉遥は、2019年6月に同グループを卒業した。ひとりの大人の女性として、女優の道を歩み始めた“はるっぴ”。15歳から所属していた48グループを離れ、何かと苦労もあることだろう……と思っていたが、予想を超えてめちゃくちゃ元気! 3月12日より東京・紀伊国屋ホールにて上演される舞台『改竄・熱海殺人事件』の“モンテカルロ・イリュージョン”バージョンで水野朋子役を演じることも決定し、兒玉は、「私の見事な滑舌を味わってください!」と茶目っ気たっぷりに語った。

プライベートから「笑顔でいなきゃ」が染みついている

――昨年9月に上演された舞台『私に会いに来て』に続き、今回の『改竄・熱海殺人事件』はHKT48卒業後2作目の舞台出演です。今は女優のお仕事が主軸ですか?

そうですね。幅広い活動をするにしても、まずは軸となるものがないとダメだと思うんです。だから今はお芝居のことをたくさん吸収したい。去年の『私に会いに来て』が初めての舞台だったんですが、すごくやりがいを感じました。ファンの方に「見たことのないはるっぴだった」って驚いてもらえるのが一番嬉しいですね。

――アイドルからお芝居の世界に飛び込んで、「ここは違うな」と感じる部分はありますか?

アイドルはステージ上で、とにかくキラキラしたもの、ポジティブなものを見せるじゃないですか。でもお芝居となると、ポジティブな感情以外も見せないといけないし、役によっては嫌われ者にもならないといけません。その振れ幅の大きさは感じています。プライベートから「笑顔でいなきゃ」とか「可愛くいなきゃ」みたいな意識が染みついているんですよね。演じるときも無意識に声のトーンが高くなって、柔らかいしゃべり方になっちゃっていたり……。前回の舞台では、そこをしっかり切り替えることを意識して稽古していました。

――15歳から続けてきたことを切り替えるとなると大変そうですね。

女優という仕事は、人間らしさみたいなものが大事になってくる気がします。たとえばアイドル時代は地下鉄に乗って仕事場に行ったり、スーパーで買い物するようなことはあまりなかったんですが、お芝居では日常のそういう動きをナチュラルに見せられないと、お客さんにバレちゃいますよね。だから今は生活の全部が変わったかも! でも楽しんでいますよ。大変な部分も大きいけど、「よし、できたぞ!」って思えた瞬間が快感です(笑)。

HKT48活動休養中は「木みたいな生活でした」

――アイドル時代を振り返ってみて、今どのように感じますか?

今思えば、すごく恵まれた環境にいたんだなって。守られていた感じ? (マネージャーのほうを振り返って)今が守られていないってわけじゃないですけど(笑)!

――はい(笑)。

なんて表現したらいいんですかね? 15歳からHKT48として活動して、そのときは当たり前に感じていましたが、今だから気づく愛があります。失くなって気づく有り難みというか……。まずメンバーがいつもそばにいる環境は励みになっていました。気持ちを共有できる相手が近くにいるという意味でもそうだし、「あの子に負けないように」ってがんばれるという意味でも良い環境だったなって。当時はメンバー同士の競争を辛く感じる部分もありましたけど、それを乗り越えて強くなれたんだと思います。今は全部ひとりだから、ブレないように、自分で気持ちをしっかりもっていないといけないんです。

――自分で自分を律しないといけない環境になって、モチベーションをどのように保っているんでしょうか?

自分と向き合う時間が長くなったぶん、「前のお芝居から、ここを変えたいな」とか「人間として、こう成長したいな」とか自分のなかに課題を見つけるようにしています。

――2017年12月から体調不良で休養になって、そのときも自分と向き合う時間が生まれたと思います。どんなことを考えていましたか?

最初は何も考えられませんでした。頭が疲れ切ってきたので、とにかく休むことに集中して、本当にゆっくり……。木みたいな生活でした(笑)。風を感じて、「今日は寒い」とか「良い天気だな」とかくらいしか考えられなくて、光合成みたいな……(笑)。それで、やっと意識が戻ってきて「おやおや?」「私って何がやりたいんだろう?」ってなったんですよ。そこでまず考えたのは、「これからもアイドルするの? しないの?」っていうところでした。じっくり将来について考えて、「やっぱり私はステージに立つのが好きだな」って感じたんですが、「アイドルを続けていくのは難しいな」とも感じたんです。どんどん若いメンバーが入ってくるし、自分の年齢も上がっていきますし。歌って踊る以外にも表現できる場所はあるんじゃないかって考えてみたら、お芝居に挑戦したい気持ちに気づくことができました。

――卒業公演などはなく、休養からそのまま卒業した形でした。

アイドルに一度復帰したら、ファンの人がこれからを期待しちゃうと思ったんです。一度復帰して、それからすぐ卒業発表するとなると、「これからもHKTではるっぴを見ることができるんだ」って期待したファンの方々に申し訳ない……。自分が「アイドルを卒業して、お芝居の道に進もう」と決心しているのに、いったんグループに戻るようなことをしたら嘘になっちゃうなと感じました。(次ページへ)

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