竹下幸之介(DDTプロレスリング)『ニシナリライオット』第41回:「エロダンス女子の怒りの矛先は私のブログに向けられた」

DDTプロレスリングの未来を担う若き逸材・竹下幸之介。そんな彼が自身の昔のブログを読み返しながらつづる、地元・西成のお話!


2007年10月30日

473話『"出発"と書いて"たびだち"と読む』

今日の学校では劇鑑賞がありました(・∀・)
毎年恒例です(去年はペルーの歌手グループがきて歌を歌ってました)
まあまあでしたね(^o^)
生徒から何人かが舞台に上がって真剣に演技に取り組んでいたのはよかったかと...

毎年恒例っていう言葉で思い出したんですがボクたちの学校は六年の三学期の終わりに茶話会ってのがあってお茶とかお菓子とか食べながら各班がなにか色々出し物をするというもの( ̄ー ̄)
女子グループは張り切って二学期からダンスの練習を毎時間してらっしゃいます(~▽~@)

めっちゃ張り切るやん…

ちょっとすべってます…

僕たちはプロレスごっこを見せようと思います( ̄人 ̄)

追記 マックグリドルうまそう


当時このブログを書いたことで、大事件になりました。

我々の学年には7人組というヤンチャな女子グループがあり、その子たちが茶話会でダンスをするわけなのですが、このダンスが独学の倖田來未のダンスでクオリティー的なものはさておき、なんかめちゃくちゃエロくて、男子生徒は横を通るたびにガン見していました。

でも、エロいと感じてしまっていることにまだまだ羞恥心をもってしまっている小学校6年生です。みんなその気持ちを隠していました。

ある日の昼休み、その日も7人組が廊下で荒れ狂うように踊っている横を私とヤマモ(ヤマモの人物像は前話参照)が通り過ぎようとしてると、大声をあげたのです。

女子「おい。山本! なにニヤニヤ笑ってん? ケンカ売ってんの?」

ヤマモ「笑ってへんわ! もともとこんな顔やねん!」

女子「こっち見てニヤニヤ笑ってたやん。きもいねんけど」

ヤマモ「お前らのダンスが下手くそすぎて笑ってもうたかもな!」

隣にいた私はすぐに悟りました。こいつは確実に笑ってたな。なんなら下手やから笑ってたんじゃなくて、スケベ心丸出しで伸びた鼻の下を、自身の股間に当たるか当たらないゲームをこっそりしながらニヤニヤしてたのだろう。

そんな予想をしていると、女子3人がヤマモに詰め寄っていきます。

女子「なんやお前! 調子乗んなよ!」

女子「女子やからってなめんなよ」

さすがはヤマモ、女子のすさまじい迫力にも一切引きません。

ヤマモ「なんやおら」

なんと女子のひとりを突き飛ばしてしまったのです。しかも、まったく突っかかってきていない一番小柄な女子を。(これぞヤマモクオリティー!尊敬するぜ。)そこで大喧嘩になったので、私は巻き込まれたない精神爆発で、

竹下「やめろーやめろよー」

と、絶妙な塩梅で誰もケンカをやめない声量で止めていました。すると突然私にも火の粉が降りかかってきたのです。

女子「竹下もブログにダンスのことなんか書いたやろ! うちらのことバカにして。みんな先生に言いにいこ」

なぜか女子の怒りの矛先はヤマモに対してではなく、私のブログに向けられており、先生に呼び出されて怒られることに。こうして私のブログは閉鎖の危機を迎えるのです。

先生「竹下、今はネットでの問題も増えてるからホームページの類のものはやめなさい」

竹下「なんも悪いこと書いてないですよ! 今、先生のパソコンで調べて見てくださいよ!」

先生「ちょっとすべってます。って書いてるのがあかんなあ。張り切ってます。って書いてるのも良くないやろー。もうこのホームページは閉鎖しなさい」

竹下「えー!! 女子が許してくれたらまだ続けさせてください」

先生「わかった。でもあの怒りを静めることはできひんやろな」

その足で恐る恐る女子の練習場に向かうと、徐々に音量が大きくなっていく倖田來未。私が近づいても無視しながらダンスを続ける7人組。

「ごめんくださーい。あのー、謝りにきたんですけど……」

さらに激しさを増していく腰振りダンス。

「めっちゃ反省してます。ごめんなさい」

さらに腰のスピードは増していく。しかもそのまま近づいてくる7人組! 気づいたときにはすでに遅かった。四方八方囲まれており、ピストン集団がこちらにものすごい勢いで近づいてくるのだ!

「竹下! 許してほしいんやったらブログにすみませんでした。って書け!」

「は、はい……」


2007年10月31日

この度は、不適切な文章を書いて女子を傷つけてしまいすみませんでした。
これからは読む人の気持ちを考えて書きます。
反省しています。
ごめんなさい。

ダンス実はすごくかっこいいと思っていて、すべってなんかいません。
思ってもないことを書いてしまいました。
今度、ダンス教えてください。

ただ、ヤマモはいつもやらしい目で見てます。
すごい気持ち悪い目で見てます。
めっちゃエロいわーって言ってました。
報告しておきます。

最後に女子のみなさんこれからもダンス頑張ってください。
成功を祈っております。


このとき、初めてコンプライアンスというものを学びました。女子にも無事に許してもらえて、ひと安心。

私のブログを読んだことがないヤマモは顔中に引っかき傷をつけながら

「なんか今日も女子にめっちゃキレられたわー! あのクソども!」

半泣きになりながらキレてました。

竹下幸之介

1995年5月29日生まれ、大阪府大阪市出身。身長187センチ、95キロ。現役高校生レスラーとして2012年8月の日本武道館大会でデビュー。高校卒業後、日本体育大学へと進学し、学業とプロレスの両立に励み、2018年3月に無事卒業した。卒論のテーマは『ジャーマン・スープレックス』。2018年4月に入江茂弘に敗れるまで、KO-D無差別級王座11回防衛の最多記録を樹立した。地元西成への愛が深く、2018年大みそかの『年越しプロレス』には、「西成魂」の刺繍が入ったオーダーメイドの特攻服をわざわざ作って参戦。“西成のエリートヤンキー幸之介”として愛されている。

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