竹下幸之介(DDTプロレスリング)『ニシナリライオット』第46回:「人生のターニングポイントになったワールドホビーフェア」

550話『1.13 』

今日は午前中から京セラドームへ(^o^)
毎年楽しみにしているWHFです(o^-')b
これは小学館の雑誌が集結し色んなゲームができたりプレゼントがもらえたりする無料イベントです(・∀・)
低学年の時はコロコロコミックが目的でしたが高学年からはサンデーに!!
去年DSライトが当たっただけに今年も期待大(~▽~@)♪♪♪

スマブラの体験はとてつもない行列ができていたので断念・・・
今年一番楽しみにしていたサンデー超カルトクイズでプレゼントが作者のサインでした!!!
やっぱりなかなか当ててもらえず・・・
だがしかし!!!
最終問題!!
「サンデー6号のコナンでロールスロイスが爆発したのは何ページでしょう?」
っていう問題でコナンを思い出し手を上げたらたまたま上げたのがボクだけで当てられちゃいました・・・
その瞬間頭が真っ白になり答えが飛んだのですが落ち着いて正解してるか微妙なまま言いました!!
当たってた〜〜ヾ(^▽^)ノ
コナンの直筆描き下ろしをもらっちゃいましたΣ( ̄□ ̄)!
舞台にも上げられてめちゃくちゃ興奮しました・・・

帰りにコンビニで仮面ライダーくじをやると特賞・・・
ヤバい・・・
ほんまにツいてる・・・
なんか明日が怖い・・・

追記 でもコナンはマジでヤバい


少年時代、ワールドホビーフェア(以下、WHF)とトミカ博は毎年欠かさず足を運んでいた。特にWHFでは毎年運がよく、整理券番号の抽選会でゲームソフトを当てた年もあれば、透明な箱の中でくじの紙が風の勢いに任すがまま舞っている抽選会ではニンテンドーDSを当てるという、とってもラッキーマンっぷりを発揮していた。そのなかでも、何より忘れられない年になっているのが、この年。

小学生の頃に読んでいた漫画雑誌は、週刊少年サンデーと週刊ヤングマガジン。コロコロコミック、コミックボンボンの次にはその二誌を読むようになった異例の読書歴で、少年ジャンプや、少年マガジンは通っていない。特に、サンデーに関しては毎号かなり読み込んでいたので、WHFにて行われるサンデー超カルトクイズにエントリーすることにした。

参加は無料ということもあり、子どもから大人まで1000人近い人がいて、殺伐とした空気のなか行われた。問題数は確か5問で、1問につきひとつプレゼントが用意されていて、それぞれ直筆サインだったと記憶している。

1問目がワイルドライフを連載していた藤崎聖人先生。2問目がクロスゲームを連載していたあだち充先生。3問目が結界師を連載していた田辺イエロウ先生。4問目がMAJORを連載していた満田拓也先生。5問目が名探偵コナンを連載している青山剛昌先生。

言わずもがなどれも欲しい。解答方法は挙手が早かった人が、司会者の判断で指名されてその場で答えるというもの。そこで私が瞬時に考えたのが。

(おそらく1問目より5問目の方がより難しくなるに違いない。ということは、1問目はかなり早い段階で大勢の手が挙がるだろう。そうなると、正解がわかって挙手をしても指名される確率はかなり低い。座っている位置も最後列で、前の列の人が解答権を得るだろう。だからこの間、ずっとコナンを読み込んでおいて問題の傾向を探りながら、ヤマを張る。最終問題に賭けるしかない!一か八かだ!待ってろよ、蘭!)

このときのことを両親はこう語る。

「うしろの観客席から応援してたけど、4問目まで全然手を挙げる素振りもないから、やる気ないんかと思ってた……なんでもいいから答えんかい!ってお母さんは野次も飛ばしてたしな。でも……まさか最後にあんなことになるとは……」

ちなみに4問目のクイズも覚えていて、「メジャーの○○話には犬が登場しますが、一体何回吠えたでしょうか?」で、1コマに鳴く回数なんて多くても10回前後だろうと予想して答えようと思ったけど、やっぱり最終問題まで気配を消しておくことに。

そして最終問題。一番大好きな名探偵コナンの色紙は目の前に。

最新号のサンデーから出題されることは伝えられていたので、『燃える』(61巻収録)というタイトルだから、燃えた人の名前はなんでしょう?というクイズになるのではと予想。

しかし、実際のクイズは「サンデー6号の名探偵コナン『燃える』でロールスロイスが爆発したのは何ページでしょう?」

な、なにーーーー!?

しかしそんなこともあろうかと、爆発シーンに指を挟んでいたのですぐにそのページを開くことに成功。間髪入れずに、ページ下をチェックするも……

何ページかが書いていない……。

名探偵コナンはハシラに(余白)にインフォメーションが多かったりして、ページ数が書かれていないことが多いのだ!

さっきまでのスマートさは微塵もなくなり、大慌てで目次のページを開いて今号のコナンは何ページから始まっているのかを確認する。そこから指あらかじめ指を挟んでおいたページまでめくりながら数えるも、なぜか数え終わる前にに立ち上がってしまい、手を挙げながら「ファイ!!」と、叫んでしまった。高らかと裏返った声と引き換えに静まる会場。恥ずかしくて、顔が真っ赤になってしまったけど、そのスピードたるや圧倒的で解答権を獲得した。だがまだ指は数え終わっていない。

司会者の人が私のところにマイクを持って近づいてくる。最後列の功名! 来るまでにまだ数秒ある! 顔は目を向きながらもノールックでページをめくる。

そのときの指の震えは唇まで伝染して、マイクに向かう言葉は震えていたと思う。

意を決して「ひゃくななじゅうー」と答えると、司会者もクイズミリオネアをイメージしているのか、ためにためる。

「正解!!!」

嬉しかった。何かを狙って成功するとはこういうことなんだと思った。これが初めての成功体験だったと言えるだろう。

このときのことを両親はこう語る。

「正直、幸之介が手を挙げて選ばれたときは震えたね。でもそれは緊張して震えたというよりも、そのときすごい男になるんじゃないかってそんな未来が見えた。そう、武者震い」

この日、竹下幸之介の人生のターニングポイントになったことは言うまでもない。

竹下幸之介

1995年5月29日生まれ、大阪府大阪市出身。身長187センチ、95キロ。現役高校生レスラーとして2012年8月の日本武道館大会でデビュー。高校卒業後、日本体育大学へと進学し、学業とプロレスの両立に励み、2018年3月に無事卒業した。卒論のテーマは『ジャーマン・スープレックス』。2018年4月に入江茂弘に敗れるまで、KO-D無差別級王座11回防衛の最多記録を樹立した。地元西成への愛が深く、2018年大みそかの『年越しプロレス』には、「西成魂」の刺繍が入ったオーダーメイドの特攻服をわざわざ作って参戦。“西成のエリートヤンキー幸之介”として愛されている。

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