「セーラー服と機関銃」公開から40年 風祭ゆき、薬師丸ひろ子らとの撮影を回顧

映画「セーラー服と機関銃」トークイベントに出席した風祭ゆき

 女優の風祭ゆきが23日、東京テアトルで行われた映画「セーラー服と機関銃」(1981年公開、薬師丸ひろ子主演)のトークイベントに出席した。

 この日は、同所で12月16日まで行われている角川映画祭の一環として開催。公開から40年がたっても根強い人気を誇る同作で、風祭は弱小暴力団の組長に襲名した主人公(薬師丸)を翻弄し、導く謎の美女・マユミを演じた。

 メガホンを執った相米慎二監督(享年53)の没後20年を迎え、風祭は「(相米組は)かなりめちゃくちゃ」と笑った。続けて「朝からリハーサルが始まるんですが、何回も『もう1回、違う、逆』それくらいのことしか言ってくれない。でも、ひろ子ちゃんに対しては、『ひろ子ちゃん』というと彼女は怒るので、『ひろ子さん』とたてていた。私の場合は自分で考えてやってという感じでしたね」と懐かしそうに回顧。天国の相米監督にむけて「何も知らないからできましたが、よくもいっぱい振り回してくれたな、と。いつか待ってなさい」と冗談を交えて話し、会場の笑いを誘った。

 日活ロマンポルノの黄金期を支えた風祭だが、同作への出演はまだ駆け出しの時期。映画の撮影にも慣れていなかったため、他の共演者から多くの刺激を受けたという。主演・薬師丸が名セリフ「カ・イ・カ・ン」と言う伝説のシーンを振り返り「ガラスの破片が飛んで(肌が)切れたんだけど、ものともせず根性の芝居を続けられた。シーンを重ねるごとに追いつけないほど女優魂が育っていく感じがしました」とたたえた。

 一方、ヒロインを支える若頭役を演じた渡瀬恒彦さん(享年72)がリハーサル中に包丁を取り出し、風祭が演奏していたギターの弦を切ってしまったことを告白。「渡瀬さんは自分の役をスタッフにも共演の俳優にも見せて作っていこうという意気込みだったと思うんですけど、駆け出しの私は何て乱暴なことをするんだろうと思いました」。9年後の1990年公開の映画「天と地と」で再共演。「『元気? 久しぶりだね。あの時、懐かしいね』と言われ、普通の優しい人じゃない、と思いました」と笑顔で振り返った。

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