前川清「生きてて良かった」歌手生活51年&古希で初めて野外フェスに出演

前川清「生きてて良かった」歌手生活51年&古希で初めて野外フェスに出演

初の野外フェスに出演した前川清

 歌手の前川清(70)が18日、福岡市内で開催された野外ロックフェス「CIRCLE’19」(19日まで)に出演した。歌手生活51年、古希を迎えて初めて野外フェスに参加。「生きてて良かった。天国ってこういう場所かな」と感無量だった。

 出番数時間前の前川は下を向いていた。「フェスは接点ない。出たくない。若い人たちの中で俺が出ておかしいでしょ」とネガティブ発言を連発。が、いざステージに立つと、「東京砂漠」(76年)などを熱唱。自ら観客に手を振り、跳びはねるなど大興奮していた。さらに、レイ・チャールズの名曲「Unchain My Heart」のカバーになると、7人組バンド「在日ファンク」のボーカルで俳優・浜野謙太(37)らがコーラスで飛び入り参加し、観客たちは狂喜乱舞。全9曲、大人の色気があふれるステージで5000人を酔いしれさせた。

 今回の出演は、前川のデビュー50周年のプロデューサーを務めていたエッセイスト・糸井重里氏(70)の発案のもとで、楽曲も糸井氏が選曲した。

 終演後、前川は「びっくりしちゃった。(観客が)パラパラのままで終わったらと思っていたので、ホッとしました」と胸をなで下ろした。客席には前川のタオルを掲げている人や親に肩車されている子供の姿もあり、「うれしかったですね。まだまだ頑張らないと。色んな事をやってみるべきですね。(始まる前と)顔が違うでしょ?」と手応えを感じていた。さらに、客層は普段とは異なる若い世代が主体。「若い人は順応性があり、どんな曲でも合わせてくれる。パワーを感じますね」と振り返り、「また出たいね」と笑顔。再び野外フェスのステージに帰ってくることを誓った。

 7月3日には、カバーアルバム「My Fevorite Songs〜Japanease〜」を発売する。前妻・藤圭子さん(享年62)の楽曲「京都から博多まで」(72年)も収録される。前川が藤さんの楽曲をCD音源で残すのは今回が初めて。「彼女を好きだった人も多い。その方々にちょっと喜んでもらえたら、それでうれしい」とカバーへの思いを明かした。さらに、藤さんの娘で歌手・宇多田ヒカル(36)にも言及し、「宇多田さんはこういうの聴いてくれるのかな…?」と気にかけていた。