将棋の「封じ手」は報知新聞の記者が考案

木村一基王位の封じ手を待つ藤井聡太七段(中央)

 初めての封じ手―。将棋の藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦7番勝負の第1局が1日、愛知県豊橋市で1日目を終えた。史上最年長で初タイトルを獲得した木村が史上最年少挑戦者を迎え撃つシリーズ。藤井七段にとって、2日制ならではの慣習「封じ手」は初経験となった。

 ◆封じ手 2日制のタイトル戦(竜王・名人・王位・王将)で1日目の対局中断時に行われる慣習。1927年、チェスでのやり方を参考に報知新聞の将棋担当だった生駒粂蔵記者が考案した。指定時刻を迎えた時に手番を持った側は次の一手を自室で記入。図面上で駒の移動を記す。封筒に入れて封をする。両対局者、立会人が封に署名。同じものを2封作り、1つを立会人、もう1つは対局場側が保管する。2日目の朝に開封。封じ手が明かされ、対局が再開される。封じ手がないと手番を持った側が1日目から2日目までの中断の間も考慮し続けられるため、持ち時間の公平性を保つために行われるようになった。

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