木村一基王位「両親の出身地で指せるのはうれしいこと」 13日から札幌市で王位戦第2局

前日会見した木村一基王位

 将棋の木村一基王位(47)に藤井聡太七段(17)が挑戦している第61期王位戦7番勝負第2局が13、14日に札幌市で行われる。

 昨年度、46歳3か月の史上最年長で初タイトルを獲得した木村王位の初防衛戦。第1局では敗れているだけに、巻き返しのタイを目指す一局になる。検分の後に行われた前日会見での質疑応答は以下の通り。

 ―第2局の抱負を。

 「負けてしまって先行されてしまいましたが、スコアに関わらず自分の持っているものを全部出し切れるようにしたいです」

 ―先手番です。

 「受け身になりがちですので、積極性を出せればいいなと思います。いろいろ考えては来ましたけど…全部は言えませんので(笑)」

 ―今期は前期より日程がタイト。

 「調整はしてきました。ちょうどいいくらいです。くたびれることもありますけど。今回は感じていません」

 ―9日の棋聖戦第3局は注目して見ていたのでは。

 「タイトル戦を戦っている方ですので渡辺・藤井戦は注目して見てはいました。研究量がモノをいうんだなと感じました(渡辺棋聖が事前研究の深さによって藤井に完勝した)けど、悪くなってもそう簡単に勝たせない藤井さんの印象もありましたので、とても見応えのある一局でした」

 ―あらためて藤井七段の印象とは。

 「公式戦で初めて指して、長い持ち時間で指すことも初めてでしたので、よく考える人だなあと感じました。

 ―北海道グルメで好きなものは

 「えーと…イクラ。去年も海鮮丼をお願いして食べましたけど、おいしかったですねえ。今回も楽しみにしたいです」

 ―ご両親の出身地でもある。

 「北海道は将棋に関心を持たれている方もたくさんおられますし、両親もずいぶんと前に住んでいた所。うれしいことですし、期待に応えられるようにしたいです」

 ―検分を終えて。

 「広い和室の対局室をご用意いただいて、感謝しています。コロナウイルスが大変な中でご準備いただいて。棋士が出来ることは良い内容の将棋を指すことだけですので、頑張りたいです」

 ―最年少対最年長と注目されることについて。

 「将棋の世界において年上であることでトクすることはひとつもありません。縮めようと思ってもどう考えてもムリなので、自分の力を出せるように務めるだけです」

 ―北海道対局は4局目になる。

 「去年、豊島さんと指して良い内容だったんですけど、ミスして逆転負けしたことを特に今は覚えています」

 ―第1局からの切り替えは。

 「切り替えるのが仕事のひとつみたいなところもありますので、マイナス(な感情)は払拭したきたつもりです。彼の良さも見えてきたので、自分の中で生かしながらやっていきたいです」

関連記事(外部サイト)