三遊亭好楽、「熱燗2本〜噺家一代〜」で歌手デビュー…4月に愛妻を亡くしたことを明かし思い出を語る

レコーディングを終えた三遊亭好楽(中)は手応え十分?作詞の岡本圭司(左)と作曲・美樹克彦とともに笑顔

 日テレ系演芸番組「笑点」でおなじみの落語家・三遊亭好楽(74)が歌手デビューすることが27日、分かった。「酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ―」でおなじみの「日本全国酒飲み音頭」を作詞したコミックバンド「バラクーダ」の岡本圭司(79)が詞を書き、小林幸子のヒット曲「もしかして」を手掛けた美樹克彦(72)が作曲を担当。落語家の人生を歌った「熱燗2本〜噺家一代〜」で、来年1月20日にCDが発売される。

 好楽に歌うことをオファーした岡本、美樹とは旧知の飲み友達。二ツ目時代の1980年にレコードを自費制作したことはあるが、今回は本格歌手デビューになる。

 好楽はスポーツ報知の取材に、4月に49年連れ添った最愛の夫人・とみ子さん(享年72)を亡くしたことを明かし、歌に込めた夫人への思いを語った。

 好楽は13年に自宅兼寄席の「池之端しのぶ亭」を東京・台東区に建てた。「土地を探して10年、この寄席は間違いなく彼女が建てた」と好楽。とみ子さんはローンを組むことなく無借金で建て、「あんたが欲しかったものを買っただけよ」と言ったという。後輩の育成のためという夢をかなえた好楽は「お金のことは任せっきり。どうやって貯(た)めていたんだろう」と驚いた。

 とみ子さんは、今年4月13日に亡くなった。夫人の大腸がんが発覚したのは2年前。弟子にも伝えず家族で看病した。「2年間、祈って祈って祈り続けた」。年間150日も全国を飛び回るなど多忙だったが、コロナ禍で仕事がなくなったことで、家族全員で最期をみとることができたという。遺言で一部の関係者以外には訃報は伏せていた。

 今回、好楽は3番の歌詞を「女房が建てた 寄席小屋で」に変えたいと申し出た。孫弟子も含め14人の弟子と実の息子のように接していたとみ子さん。「かみさんへの恩返しは弟子を育てること。CDを出すことを知ったら『バカみたい、良くやるよ』って言うと思う」。天国の愛妻に感謝を込めた歌で「来年の紅白歌合戦に出たいね」と笑った。

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