和田雅成「マジで世界を救えないかな」 ドラマで売れない漫才師役に!?

ドラマ『あいつが上手で下手が僕で』は、売れない芸人たちが集まる寂れた劇場が舞台の青春群像劇。そのなかでお笑いコンビ、エクソダスのツッコミ担当・島世紀を演じるは和田雅成さん。明るいキャラに軽快な関西弁は、まさに本人そのまま。

売れない漫才師の役で世界を救う!? 「役のポジティブさは尊敬します」


「芸人志望の役は経験ありましたけど、今回は売れてないとはいえ芸人さんの役だけにプレッシャーでしたね。漫才って、舞台のコメディのテンポともまた全然違うので。ただ、相方の時浦がまっきー(荒牧慶彦さん)っていうのは心強かったです」

荒牧さんとは舞台『刀剣乱舞』をはじめ数々の舞台で共演している仲。

「お互いに、今ボケてくるだろうなとか、このタイミングでボケたらツッコんでくれるなとかが、空気感でなんとなくわかるのはありがたかったです。逆に第1話でコンビを結成する設定なので、合いすぎても気持ち悪いからって最初の漫才のシーンはへんに練習せずに臨みましたから。それくらい信頼感ありますね」

なんとこの作品、1台のカメラが劇場や芸人たちの間を縦横無尽に動き回り、ひとつの場面を1カットの長回しで撮る手法が用いられている。出演者には相当の対応力が必要に。

「僕らよりカメラマンさんが大変だったと思います。しゃべる順に顔を撮ったら、人と人の間を抜けてこっち側にカメラが移動するので、このタイミングでちょっと避ける、とかを全部場当たりしてやってました。途中でNGを出したら頭から撮り直しなので、最初こそ緊張感がありましたけど、途中からはそんなリスキー感も楽しみつつやってました」

島は調子に乗りやすく、肝心な場面で大遅刻するようなキャラクター。

「でも太陽みたいな人なんですよね。そのポジティブさは尊敬するし、それでも上を目指すって素敵だなって。僕、いろんなところで言ってるんですけど、暗いニュースが多い今、笑顔になれる作品だし、マジで世界を救えないかなって思うんです」

和田さん自身も、つねに周りに目を配り、笑いで場を盛り上げてくれる人。この取材中もしかりだ。

「僕は自分で面白ができないので、上手にボケる人がうらやましいです。でも、周りの人は笑顔にしたいし、幸せになってほしいんです」

その笑いのスキルはどこから? と尋ねると、「そんなん全然ないんです」と、照れつつも全力否定。

「もともと地元では全然ツッコミもしなかったし。ただ、飲食店でアルバイトを始めて、こんなふうにお客さんと話したら笑ってもらえるかなってお笑い番組を見ながら考えるようになったんですよね。フットボールアワーの後藤さんとか千鳥さんが発するワードのパワーは、今もすごいなって注目して見ちゃいます」

今作はドラマ終了後に舞台になることも発表されている。名コンビの漫才をぜひ生でも体験したい!

『あいつが上手で下手が僕で』 売れない芸人たちが“島流し”される湘南劇場。ここにやってきたピン芸人の時浦(荒牧)は、島(和田)とエクソダスという漫才コンビを組み、現状脱出を目指す。毎週水曜24:59~日本テレビ、毎週土曜24:58~読売テレビで放送中。

わだ・まさなり 1991年9月5日生まれ、大阪府出身。舞台『刀剣乱舞』や舞台『おそ松さん on STAGE』など舞台を中心に、近年は映像作品でも活躍。出演映画『映画演劇 サクセス荘』は12月31日公開予定。

シャツ¥27,500 パンツ¥29,700(共にSHAREEF/Sian PR TEL:03・6662・5525) Tシャツ¥8,250(WIZZARD/TEENY RANCH TEL:03・6812・9341)

※『anan』2021年11月3日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・石橋修一 ヘア&メイク・西田総子 インタビュー、文・望月リサ

(by anan編集部)

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