韓国通芸人・スクールゾーン橋本「面白くてつい見てしまう」 イチ押し韓流作品3選

韓国のドラマやアイドルに詳しいお笑いコンビ・スクールゾーンの橋本稜さんは、コンビのYouTubeチャンネルで韓国文化の“あるある”を発信している。

「韓国のカルチャーは0を1にするより、1を100にする印象があります。例えば『イカゲーム』は、『賭博黙示録カイジ』や『ライアーゲーム』に似ているという声もありましたけど、監督のファン・ドンヒョクはどちらの作品も大好きだと公言している。エッセンスを下敷きに、自分なりの解釈でアップデートする。そうやって力強いアプローチを続けることで、新しい作品が生まれ続けているんじゃないかなと思います」

現地にいなくても、ドラマや映画などの最新作をチェックすればトレンドがわかってくる。橋本さんが頼りにしているのは、現地の友人からの口コミや、新大久保で実際に見聞きしたトレンドだ。

「最近は現地に行けないので、YouTubeでカロスキルとかミョンドンの情報を調べるうちに面白い韓国系YouTuberを見つけることも。日本だったら、情報が豊富なのはやっぱり新大久保ですね。韓国気分が味わえるのが最高で、僕が好きなのは『ジンコゲ』という韓国料理店。オンマが水槽の魚をさばいて作る料理がとにかくおいしくて、夕方から飲んでると、男の子が『オンマ! ただいま!』って帰ってくる。あの現地感を体験すると、韓国がより身近に感じられると思います」

そんな橋本さんに今イチ押しの韓流ドラマ・映画を教えていただきました。

韓流ドラマ・映画は世界規模!


映画をはじめ、NetflixやDisney+などの作品がぐんぐん強くなっています。韓国では国から製作費が出るので、映画にしろドラマにしろ、超大作を作るだけの土壌がちゃんと育っているんです。ドラマも、劇中にはCMは流れず、放送されるのはドラマの前後だけ。だから集中してストーリーに入り込むことができます。お約束も楽しいですよね。「証拠を掴むと静止画になる」とか「ラブストーリーなのになぜかサスペンス要素が混じる」とか。何をするにもやりすぎで、トラックの荷台の冷凍庫にヒロインを閉じ込めたり、「そんなに殴らなくてもよくない?」って心配になるくらい相手をボコボコにしたり。しかもなぜか助かっちゃう(笑)。ポスターを見ればなんとなく結末がわかるくらい物語は王道なんだけど、辿りつくまでのあれこれがめちゃくちゃ面白くてつい見てしまう。紆余曲折する経緯にこそ独自性があるというか、他国にはない魅力があるなあと思っています。

『エクストリーム・ジョブ』


麻薬捜査班が営むチキン店が大繁盛!?

失敗ばかりの麻薬捜査班が、国際犯罪組織を検挙すべく潜伏操作を敢行。フライドチキン店を営むが、思いがけず繁盛してしまう(Netflixほか)。「韓国のコメディはまず設定がいい。捜査で潜伏してるのに『1周年記念で安くなってますよ~』って呼び込みまでするの、おかしいじゃないですか(笑)。さらにキャラクターがみんな立っている。悪役のかわいさも人間味があるんです」『エクストリーム・ジョブ』通常版DVD ¥4,180 発売元:クロックワークス 販売元:TCエンタテインメント ©2019 CJ ENM CORPORATION, HAEGRIMM PICTURES. CO., Ltd ALL RIGHTS RESERVED

『グリッド』


まるでハリウッド! CGも豪華なSFドラマ。

太陽風が吹き荒れ世界規模の危機に見舞われた地球で、“グリッド”という技術をつくり人類を救った謎の女性。24年の時を経て登場した時には、殺人鬼の共犯者になっていた(ディズニープラス)。「熱風から地球をプロテクトする映像がものすごくて、第1話からハリウッド映画を観ているよう。いい意味で、どこ目指してるんだろうと思いました」ディズニープラス スターで『グリッド』独占配信中 ©2022 Disney and its related entities

『スノードロップ』


映像美も必見の国際ラブストーリー。

1987年、激動の民主化運動の中で出会ってしまった、北朝鮮のスパイと女子大生。許されない二人の初恋を描いた、切ないラブストーリー(ディズニープラス)。「主演のチョン・ヘインは、ドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』で年下男子を演じてハネた俳優。甘いマスクで、年下で、しかもムキムキ。絶対人気が出ますよね。映像美も最高!」ディズニープラス スターで『スノードロップ』独占配信中 ©2022 Disney and its related entities

橋本さんおすすめの俳優はこの人! リュ・スンリョンコミカルからシリアスまでこなす名優!

『エクストリーム・ジョブ』でコミカルな捜査官に扮したリュ・スンリョンは、橋本さんイチオシの俳優。「コメディが得意な俳優はシリアスも上手。普段はヤクザやゾンビなど怖い役が多いですが、障害があり、冤罪で逮捕される父親を演じた『7番房の奇跡』も素晴らしかった。深みある演技に心を打たれます」©aflo

はしもと・りょう 1992年、埼玉県生まれ。2011年に俵山峻とスクールゾーンを結成。韓国文化に興味を持ち、語学も勉強。現地のイベントでMCも。YouTubeチャンネルでK‐POPや韓ドラあるある動画を公開中。自身が扮するKPOPアイドルオタクの“りょう子ちゃん”は「チンチャそれな」の生みの親。

※『anan』2022年5月25日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・飯田ネオ

(by anan編集部)

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