UA「ポップにあらためて向き合いたいという欲望が湧いてきた」 6年ぶりのCD発売

2020年にデビュー25周年を迎え、そこから30周年に向けて精力的な活動を行っているUAさん。6年ぶりのCDリリースとなるEP『Are U Romantic?』には、“NEO POP”をテーマに掲げて今の日本のポップ・シーンのど真ん中を射抜くような自身の挑戦が詰まっている。現在はカナダで育児をしながら自然の中で暮らしている彼女だけれど、制作意欲がどんどん湧いてきたという。

「日々、想像もつかないようなことが起きる世の中だけれど、それでも自分が自分でいられる方法は音楽で表現をすること。東京から離れたところから日本の音楽カルチャーを眺めていたら、ポップに対してあらためて向き合いたいという欲望が湧いてきたんですよね」

3月に先行配信された「微熱」はダンサブルなトラックに、センチメンタルな想いを乗せた珠玉のラブソング。作詞・作曲をマヒトゥ・ザ・ピーポーさん(GEZAN)が手がけたことも話題に。4月には岸田繁さん(くるり)の作曲によりダイナミックな歌唱が映える「アイヲ」も先行配信され、その2曲を含むEPではさらにKjさん(Dragon Ash)や、永積崇さん(ハナレグミ)といった同世代ミュージシャンが参加している。

「永積くんが作曲してくれた『お茶』は、最初のデモのタイトルが『お茶づけ』でした(笑)。そういう日常的な歌が歌いたいなと思っていたので嬉しかったですね」

一方、ここ数年で親交を深めたという中村佳穂さんとはピアノと歌でドラマティックにコラボ。

「以前、京都のイベントに出演した時に知人に紹介されたのが佳穂さんでした。子供たちが彼女の歌を気に入って大合唱するようになって(笑)。私も彼女の音楽性に恋をしたような感覚になり『何か一緒にできませんか?』とメールしました。今回のレコーディング現場でも最後まで諦めずに新しいアイデアを入れながらアレンジしてくださって『Honesty』という曲ができました」

タイトルの「Are U Romantic?」はリスナーへの問いかけでもあり、自身の希望でもある。

「いつもロマンティックでありたいなと思っていますし、今回は全曲ラブソングのつもりで作っています。やっぱりポップソングはラブソングだと思うから」

25周年から30周年に向けて、UAさんの新たなポップソングがこうして聴けることが嬉しい。年齢を重ね、さらにエネルギッシュに活動できる秘訣は何だろう。

「普段はカナダの小さな島で暮らしているので、船や飛行機に乗って日本に行くのが大変だなと思う時もありますけど(笑)。これまで自分の体や食に関して、ストイックに向き合ってきたので今もこうして元気に歌えています。『私、できる!』というどこから来るのかわからない自信があるんですよね」

EP『Are U Romantic?』 デビュー25周年を越えて、あらためて日本のポップと向き合い、情感豊かに歌い上げる全6曲。【初回限定盤(CD+DVD)】¥4,400 【通常盤(CD)】¥2,750(SPEEDSTAR RECORDS)

ウーア 1995年にデビューし、「情熱」「悲しみジョニー」などヒット曲多数。2005年より東京を離れ、現在はカナダ在住。この春は日本でフェスやイベントに多数出演するなど精力的に活動中。

※『anan』2022年6月1日号より。取材、文・上野三樹

(by anan編集部)

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