新垣結衣が悩める共演者にアドバイス! 城桧吏「それを聞いて、いいなって思った」

大人気の児童書『おばけずかん』シリーズを、VFX(視覚効果)を駆使した映像表現の第一人者である山崎貴監督が映画化。これまで『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)や『DESTINY 鎌倉ものがたり』(’17年)を手掛けた山崎監督が今回作り出したのは、おばけの住む「ゴーストブックの世界」が舞台の、異世界冒険ファンタジー。迷い込んだ不思議な世界で共に戦う生徒と先生を演じる、城桧吏さんと新垣結衣さんに、映画『ゴーストブック おばけずかん』の魅力を聞いた。

――原作は、子供たちが親しみやすい絵と言葉でおばけの存在が描かれていますが、映画ではVFXの映像技術で大人も子供もぐっと引き込まれる異次元の世界が広がります。お二人は、もともとファンタジー作品は好きですか?

城桧吏:めちゃくちゃ大好きです! 小さい頃から『ナルニア国物語』や『ハリー・ポッター』シリーズを観てきて、非日常的な世界に興味があったし、魔法とか見たことがないような生き物が出てくるとワクワクしていました。その世界に行きたい、という憧れもあって。

新垣結衣:私も、『ハリー・ポッター』シリーズや、それこそ山崎監督の『DESTINY 鎌倉ものがたり』が大好き。がっつりファンタジーな作品もですが、リアルの中に起こる、ちょっとしたファンタジーとか、奇跡みたいなものも好きです。

――どんな願いも叶えてくれる“おばけずかん”を手に入れた、城さん演じる一樹、太一(柴崎楓雅)、サニー(サニーマックレンドン)と、湊(吉村文香)の小学生4人と共に、新垣さん演じる臨時教師・瑤子が、「ゴーストブックの世界」へと迷い込み、数々の試練に立ち向かう物語です。ジェネレーションギャップがある中、現場では、どのようにコミュニケーションをとっていましたか?

城:僕は、あまり感じていませんでした。気にしていないだけなのかな?(笑)

新垣:桧吏は気にしなさそうだよね(笑)。私はみんなと仲良くなりたかったので、勝手に「桧吏」と名前で呼ばせてもらっていました。でも、今もそうだけど、みんなが自然体でいてくれたおかげで、変に年の差を感じたりはしなかったです。明るい性格のサニーが、人気のK‐POPアイドルを真似して、現場で歌ったり踊ったりしている様子を見ながら、今の世代はダンスが必修科目なんだよなとか、もしかしたらTikTokの影響があるのかな、なんて感じたりはしていましたけど。

城:撮影で地方にお泊まりしたことが何回かあったんですが、泊まったホテルに卓球台があって。新垣さんはいなかったんですが、(子役の)4人で卓球をやったり、ホテルの前の海で、山崎監督と水切りをして遊んだことは、コミュニケーションを深められたと思うし、いい思い出です。でも山崎監督は、本気でやったから腕が痛いってあとから言ってました(笑)。

新垣:あははは(笑)。

城:あと、僕が休憩時間に寝てふと目を覚ましたら、新垣さんと楓雅の話し声がして、楓雅が何か相談をしているみたいで。今ここで、僕が起きて行ったら話しにくいだろうなって思って、寝ながらちょっと聞いていたんです。

新垣:気を使ってくれてたんだね。

城:(照れ笑いをしながら)楓雅は、普段からもそうなんですが、テイクを重ねる時に何度も「すいません」って言うのが口癖で。そこで新垣さんが「すいませんよりも、もう一度お願いしますって言ってみたら? 撮影後に、ありがとうございました、って言えばいいと思うよ」ってアドバイスしていて。それを聞いて、いいなって思ったんです。謝るべき時はもちろん謝りますが、僕も、「お願いします」とか「ありがとうございました」という前向きな言葉を言うようにしたい、って。

新垣:様子を見ていて、必要以上に謝ってしまっているなと思って。楓雅は、たまに頼ってきてくれることがあったので、そういえばそんな話もしました。でも、基本的にみんな元々しっかりしていて、大人ぶることもなく楽しんで撮影できたと思います。

――現場での、そのような空気感があったからこそでしょうか。映画を観ていてチームワークが感じられたし、子供たちの勇気に救われたりもして、改めて、エンターテインメントの素晴らしさを教えていただきました。お二人は、普段どんなエンタメが好きですか?

城:僕は映画が大好きで、よく家族と映画館に行きますが、つい最近も『シン・ウルトラマン』を観に行きました。新しい作品もどんどん観るようにしていて、こんなキャラクターを演じたら面白そうだなとか、難しい役、怖い役もやってみたいなとも思います。そんな気持ちがこの仕事のモチベーションにもなっています。

新垣:私は映画を観る時、なにか新しいものを得るような感覚があります。人生の中で出会う人の数は限られているし、出会っても相手の内面が全部わかるわけではない。だから、映画などの作品から、知らなかった環境や職業、価値観や感情などを知るたびに心が豊かになる気がします。

――役者以外に、エンタメの仕事に関わる仕事に就くことを考えたことはありますか?

城:僕は、是枝(裕和)監督の映画『万引き家族』に出た時に、役者の仕事をするって決めたんですが、小さい頃の夢は、たしか、トウモロコシでした(笑)。

新垣:え…? 野菜そのものになりたかったの?

城:野菜そのものです(笑)。

――そうなんですね! 新垣さんは元々どんなエンタメに興味が?

新垣:桧吏を超えるエピソードはないんですが(笑)。昔から漫画も好きなので、子供の頃は漫画家に…と考えたことももちろんありました。今思えば、「私には絶対に無理!」と思うのですが…。でも、以前、科学館みたいなところに行った時に、未来の地球で自分がどういう仕事をしているのかをシミュレーションできるという企画があって、やってみた時は、“忍者屋敷プランナー”でした(笑)。

映像や音楽、効果音の迫力を劇場で堪能してほしい。


Q1、好きなファンタジー作品は?


A1、『らんま1/2』がずっと大好き。小学生の時から『らんま1/2』が好きで、漫画もアニメDVDも、全巻持っています。キャラクターやチャイナ服がかわいくて、カンフーの要素が入っているところも魅力的。主人公二人のラブストーリーにもワクワクします。

Q2、『ゴーストブック おばけずかん』をどう楽しんでもらいたい?


A2、映像と音、声優さんにも注目して。迫力のある映像に、音楽や効果音が圧倒的な演出になっていて、ぜひ、劇場で観ていただきたい作品です。物語に登場するおばけたちは、人気の声優さんたちが演じていて、そのお芝居も素晴らしいので、楽しんでください。

ハラハラ&感動しながら僕たちの成長する姿を見てほしい。


Q1、好きなファンタジー作品は?


A1、『ハリー・ポッター』シリーズ!いろんな魔法や、現実世界にはいない生き物たちが登場するところに憧れます。テレビで放送されるとわかったら、放送前の1週間は楽しみすぎて、当日は毎回、始まる前からテレビの前にスタンバイしています(笑)。

Q2、『ゴーストブック おばけずかん』をどう楽しんでもらいたい?


A2、個性が魅力的なおばけを楽しんで!登場するおばけたちには、いろんな個性があって、どれもカッコいいし、かわいい。ハラハラする展開があったり、感動する場面がある中で、僕たち4人と瑤子先生が成長していく姿を見ていただきたいです。

映画『ゴーストブック おばけずかん』 ある日の夜中に現れたおばけに導かれるまま、願いを叶えるべく“おばけずかん”を手に入れた一樹(城)たち。偶然居合わせた、瑤子先生(新垣)と迷路のような古本屋から出ると、そこは元の世界ではなかった…。彼らは願いを叶えることはできるのか。原作/『おばけずかん』シリーズ(作・斉藤洋、絵・宮本えつよし/講談社刊) 監督・脚本・VFX/山崎貴 出演/城桧吏、柴崎楓雅、サニーマックレンドン、吉村文香、神木隆之介、新垣結衣ほか 7月22日(金)より全国公開。

あらがき・ゆい 1988年6月11日生まれ、沖縄県出身。近作にドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』や『獣になれない私たち』、ドラマ・映画『コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)などが。

じょう・かいり 2006年9月6日生まれ、東京都出身。’18年、カンヌ国際映画祭コンペティション部門でパルムドールを受賞した映画『万引き家族』に出演。国内外からも注目を集める。近年の主な出演作に映画『約束のネバーランド』など。ジャケット¥42,900 Tシャツ¥18,700 パンツ¥29,700(以上ZUCCa/A‐net Inc. TEL:03・5624・2626)

※『anan』2022年7月13日号より。写真・Nae.Jay スタイリスト・一宮理紗(城さん) 道券芳恵(新垣さん) ヘア&メイク・松原美穂(城さん) 藤尾明日香(新垣さん) インタビュー、文・若山あや

(by anan編集部)

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