milet、今夏の音楽フェスでは「この3年で成長したところを見てもらいたい」

メジャーデビューした2019年に、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」で、初めて野外フェスのステージに立ったmiletさん。

「フェスはリハーサルがなくてぶっつけ本番。私は入念に準備したいタイプなので、かなり緊張していました。バンドのメンバーに『楽しめばいい』って言ってもらい、気がラクになりましたね。本当にそうで、フェスに集まる人たちは音楽が好き。ステージに立つ側もお客さんもそこは同じだから、ビビらずいこう! って。ロッキンの前に、フェスではないんですが大型イベントの『GirlsAward』で歌わせてもらった時に、会場のほとんどが私を知らないという、いわゆるアウェイの場だったんですが、すごく“たぎった”んですよ。『ライブで印象付けてやる!』って気合が入るんです」

’21年には、「FUJI ROCK FESTIVAL」に出演。

「RED MARQUEEというテントでの出演だったんですが、私が歌う前にものすごい雨が降り、みんなテントに避難してきたんです。そんなすごい熱気の中で歌い、ステージが終わると晴れてお客さんが外に散って…。天候によって予測もできない奇跡が起こるのも野外フェスならではだなって」

自身もフェスの大ファン。毎年足を運んでいた、くるりが主催する「京都音楽博覧会」には、たくさんの思い出が詰まっているのだとか。

「大好きなくるりさんを、大好きな京都の開放的な広場で聴けるのが本当に幸せで。いつも9月に開かれていて、親友とその家族と行くのがお決まりなんですが、私にとっては、このフェスから新しい年が始まる感覚になるほど大事なイベントなんです。台風で雷が鳴っている中、しゃがみながら観ていた年もありますし、すべてがいい思い出ですね。一日中、どの瞬間も楽しめるのがフェスの良さでもあって。太陽が一番高く昇っている時も、夕焼けをバックに観る時も、陽が沈んでちょっぴり寂しく、名残惜しい気持ちで観るライブも、どの瞬間も好きです」

その「京都音楽博覧会」然り、コロナ禍で自身のツアーも2度、中止を余儀なくされた。当時の想いとは。

「不安ではあったんですけど、多くの方々が、『待っているよ』と温かい声を届けてくださったおかげで走り続けられました。みなさんの声に何とか応えたくて、曲作りが加速したという意味では、必ずしもネガティブなことだけでもなくて。いつかみなさんの前で歌える日を思いながら、ライブ映えする曲がいっぱい作れましたから!」

新曲「Always You」も、野外フェスに合いそうな、爽快で広がりのあるサウンドが印象的。

「バンドに合わせて歌うと、ライブ映えする曲だと私も感じています。映画『TANG タング』の主題歌として、作品世界に没入して作っている間、すごく心が浄化されていって、人を想うピュアな気持ちだけで書けた曲です」

今年の夏は、3本の大型フェスへの出演が予定されている。

「サマソニのラインナップを見ると、海外から錚々たるアーティストが来日しますし、フェスにも希望の光が見えてきましたよね。コロナ禍前は、何気なく歩いている人にも気づいてもらえるように、ベスト盤的なセトリを意識していたんですが、今年はクールに攻めてみるかも。この3年で成長したところを見てもらいたいですね。お客さんとアーティストのワクワクが凝縮されているのがフェス。リミッターを外して、音楽のお祭りを楽しみましょう。虫よけスプレーだけは忘れずに(笑)」

ミレイ 東京都出身。2019年、『inside you EP』でメジャーデビュー。今夏は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2022 in EZO」「SUMMER SONIC 2022」に出演予定。新曲『Always You』(SME Records)を8月17日にリリースする。

メッシュトップス¥25,300(フミエタナカ/ドール TEL:03・4361・8240) 中に着たトップス¥28,600(イッセイ ミヤケ TEL:03・5454・1705) パンツ¥36,300(ラム・シェ/ブランドニュース TEL:03・3797・3673) サンダル¥16,500(イエロ TEL:03・6804・8415) ピアス¥26,400(イー・エム/イー・エム アオヤマ TEL:03・6712・6797) ネックレス(太)¥104,500(ソワリー TEL:06・6377・6711) ネックレス(細)はスタイリスト私物

※『anan』2022年8月10日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・森田晃嘉 ヘア&メイク・枝村香織 取材、文・小泉咲子

(by anan編集部)

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