春の桜デートに…笑い&お宝を楽しめる六本木のアート展2選

いよいよ桜の季節が到来。今回は、この時期ならではの桜と一緒に楽しめる展覧会にフォーカス! 六本木エリアで開かれている楽しい企画展『ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR』と美しい工芸品などが揃う『トルコ至宝展』をご紹介します!

『ユーモアてん。』って…?


【女子的アートナビ】vol. 143

まずは、企画展『ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR』。東京ミッドタウンのミッドタウン・ガーデンにある21_21 DESIGN SIGHTで開催中の同展では、国内外の現代作家たちによるユーモラスな作品を展示。

展覧会ディレクターは、広告史に残るポスターやコマーシャルを多数手がけてきた浅葉克己さん。世界各地を旅して、多くの人たちとの出会いを経験している浅葉さんにとって、ユーモアはコミュニケーションをとるのに欠かせない大事なもの。プレスプレビューでは、浅葉さんが海外でもたびたび披露している大道芸、南京玉簾(なんきんたますだれ)を見せてくれました。

そんなユーモアあふれるディレクターが手がけているので、会場内の雰囲気はなかなかユニーク。とはいえ、一見して「おもしろい!」と理解できる作品ばかりではありませんので、お話を伺った作家さんの作品をピックアップしてご紹介します。

指と卓球台と…


こちらはニュージーランドを拠点に活躍しているディーン・プールさんの《Fingers》(2018年)。指の彫刻を写真に撮った作品です。

プールさんによると、「どうすれば浅葉さんを笑わせることができるだろうかと考え、自分の指で不可能な指の彫刻をつくってみた」とのこと。「この指で、みなさんを笑わせることができればと期待している」と語っていました。

こちらは、フランス出身のダミアン・プーランさんの作品《Disruptive Thought》(2019年)。卓球台ですが、あえて大きな円を台の上に描き、錯覚を起こすことによって遊びにくい状態にしているとのこと。

プーランさんは、仕事柄旅をすることが多いそうで、「言葉が通じない人とつながるためには、ユーモアや冗談が重要なツールになる」と語り、「ユーモアをひとつのツールにして、さまざまな障壁を乗り越えていくことをテーマにしている」と話していました。

ほかにも、展示室内にはさまざまな作品が並び、けっこうカオスです。素直に笑いを誘うものから、苦笑したくなるものまで人によっていろいろな感じ方ができる『ユーモアてん。』。ぜひ、のぞいてみてください!

続いては、トルコのお宝!


もうひとつの展覧会は、国立新美術館で開かれている『トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美』。ヨーロッパとアジアが交わる国、トルコの知られざる美の世界がたっぷり紹介されています。

同展では、600年以上も続いたオスマン帝国の華麗な宝飾品や工芸品など約170点が、イスタンブルのトプカプ宮殿博物館から来日。また、日本との友好関係を示す貴重な品々も見ることができます。

チューリップがかわいい!


展示作品で特に目を引くのは、チューリップがデザインされた美術工芸品の数々。チューリップといえばオランダのイメージがありますが、もともとの原産地はオスマン帝国領内。そこからオランダに伝えられました。

チューリップはトルコ語で「ラーレ」。アラビア文字で「ラーレ」のつづりを入れ替えると、イスラム教の神「アッラー」となる等いくつかの理由により、チューリップはオスマン帝国の象徴としてさまざまな品にデザインされるようになったそうです。

会場では、チューリップがあしらわれた豪華な宝飾品やかわいい工芸品、書籍なども見ることができます。

さらに、オスマン帝国のスルタン(君主)と日本の天皇家との交流を伝える品々や、1890年に和歌山県沖で起きたエルトゥールル号遭難事件での救出活動による日本とトルコの友好を表す資料なども展示。トルコがとても身近に感じられる展覧会です。

お花見も楽しめる!


国立新美術館の敷地内や、東京ミッドタウンエリアには桜が多く植えられているので、今の時期は展覧会に行く途中でお花見を楽しむこともできます(写真は過去に撮影したものです)。ぜひ、春デートには六本木エリアでアートと桜を一緒に楽しんでみてくださいね!

Information


企画展『ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR』会期:〜6月30日(日)開館時間:10:00 - 19:00(入場は18:30まで)※六本木アートナイト特別開館時間:5月25日(土)10:00 - 23:30(入場は23:00まで)開催場所:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2休館日:火曜日(4月30日は開館)入場料:一般?1,100 、大学生?800、高校生?500、中学生以下無料

『トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美』会期:〜5月20日(月)開館時間:10:00 〜 18:00 ※毎週金曜日・土曜日は 20:00まで※2019年4月26日(金)〜5月5日(日)は20:00まで※入場は閉館の30分前まで開催場所:国立新美術館 企画展示室2E休館日:火曜日※ただし4/30(火)は開館入場料:一般?1,600 、大学生?1,200、高校生?800、中学生以下無料 ※4月27日(土)〜29日(月・祝)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)

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