HIKAKINなど人気ユーチューバーには「〜が好き」な共通点あり!

その勢いが、ますます加速中! 過熱するユーチューバーの最前線。人気ユーチューバーが多く所属するUUUMの代表取締役社長CEO・鎌田和樹さんに伺いました。

日本YouTube界のパイオニア・HIKAKINが、世界的アーティストとビートボックスで共演を果たした時、当時すでにHIKAKINと知り合いだった鎌田さんは、YouTubeの可能性を感じたという。その後わずか1年の間に、TVCMや人気テレビ番組に出演するまでになったHIKAKINによって、“ユーチューバー”は一気に世の中に広まった。

「昔は、情報発信はテレビや新聞、ラジオからがすべて。でも、ネットの普及によりその環境が無限に増え、とくにYouTubeで個人が自由に発信できるようになったことで、それまでスポットが当たらなかったものがクローズアップされるようになりました。例えば、アラスカでナイフを研ぐだけの動画なんて誰が見るの、って思うけど、100万回も再生されている。これも、YouTubeだからできること。自分の好きなコンテンツを自由に世界に発信すれば、世界の誰かが見てくれているんです」

ユーチューバーという職業がブームになっている理由について、鎌田さんはこう分析する。

「ユーチューバーはプロというよりアマチュア寄りの存在。一般の人との距離が近いし、生み出されるコンテンツも親しみやすい。“いいね”をし合ったり、コメント欄で直接やりとりができるため、親近感を抱きやすいんです。人間は一番接点のある人に憧れますから。例えば、最近は玩具やお菓子のプロモーションにユーチューバーが起用されることが増えていますが、子どもたちがテレビよりYouTubeを見る環境では、そうなるのも当然。時代とともに企業のスタンスも変わり、15〜30秒のTVCMよりも実際に商品を使って10分の動画で紹介してもらうほうが消費者もわかりやすい、という意識になっています」

チャンネル登録者数が数百万人を超える人気ユーチューバーは、今や小・中学生のヒーローだ。そんな人気ユーチューバーに共通するのは「動画制作が好きなこと」と鎌田さん。

「毎日動画を作って投稿するのはすごく大変な作業で、好きだと思える人じゃないと続かない。人気になるほど広告収入などがどんどん入ってお金には困らなくなるはずなのに、それでも毎日動画をアップするって、仕事とは別の次元の感覚ですよね」

動画先進国アメリカではユーチューバーはどんな扱いなのか。

「アメリカではユーチューバーよりもYouTubeスターと呼ばれることが多いですが、例えばオバマさんが若者の意見を聞きたいとか、ティム・クックが次のデバイスどうしようって悩んでいる時に話を聞くのがYouTubeスター。日本でも次第にそうなっています。ちなみに、世界と比べると、日本は人口の割にコンテンツ天国。漫画、アニメ、和食、オタク…世界に誇れる文化が多いので、YouTubeを通して世界に何かを発信するのに恵まれた環境なんです。ユーザーにとっても、自分が欲しいコンテンツを見つけやすいはずだと思います」

はじめしゃちょーの動画が海外で爆発的人気に。


おそらく日本初!? 再生回数が1億1000万回を超えた伝説の動画が、海外から取り寄せた巨大なグミを1人でひたすら食べるだけのもの。本人もびっくりのこの快挙、今YouTube がブームになっているというインドを含めて、世界各国で動画が再生されたことが理由。

YouTubeにとどまらず活躍を広げるクリエイターも!


世界的なアーティストとビートボックスによる共演を果たしたHIKAKINや、ミュージックアルバムをリリースした“思い出系ネットパフォーマンス集団”のフィッシャーズなど、YouTube以外のフィールドに出て多ジャンルで活躍する姿も見逃せない。

かまだ・かずき HIKAKINやはじめしゃちょーなど、人気ユーチューバーが多く所属するUUUMの代表取締役社長CEO。

※『anan』2019年7月10日号より。取材、文・若山あや

(by anan編集部)

関連記事(外部サイト)